2025/2/8(土)放送
パラスポチアーズ!
〜パラアスリート全力応援〜
パリ2024パラリンピックで見事、金メダルを獲得したゴールボール日本代表!宮食選手、金子選手、佐野選手を招いてゴールボールの未来について語ります!
ゴールボール日本代表(金子和也選手、
宮食行次選手、佐野優人選手)
ゴールボール
金メダル獲得のゴールボール男子日本代表。選手が語るゴールボールの未来とは?競技の裾野を広げ、多くの人たちにゴールボールの魅力を知ってもらうためのプロジェクトに日本代表選手自ら参加。すべては金メダリストであり続けるために!
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2025年2月8日初回放送回は、パリ2024パラリンピックで金メダル獲得したゴールボール日本男子代表を招いて行った祝勝会の後編。前編に引き続き応援団長・中山秀征が、代表チームの中心選手である宮食行次選手、金子和也選手、佐野優人選手をもてなし、話を聞いた。また、車いすカーリング日本代表も取材。
ゴールボールの普及とパラリンピック連覇に向け一丸で進む
まず中山は3人に「(金メダルを獲得して)多くの方に知られたことで、“体験してみたい”という人が増えたのでは?」と問うと、宮食選手はうなずき、「日本代表を目指したいという若い世代の声が全国から上がったので、僕たちが各地で練習会を開催する計画があります」と答える。金子選手は「“広げる”ことが大事。選手の母数を増やすこともそうだし、自分たち選手を応援したいと思ってくださる方が増えれば増えるほどパリ大会のように自分たちの力になるし、結果でお返しすることで相乗効果を生んでいけたら、もっと(競技が)盛り上がる」と大きな視点で将来の展望を語った。
ゴールボールをより普及させたい日本代表チームは、2024年12月、埼玉県内の県立三郷工業技術高等学校の40周年記念イベントに参加した。パラスポーツの体験を通じて、ものづくりの発想を豊かにすることを目的として開かれたもので、ゴールボールと車いすラグビーに触れる機会を提供した。体験した生徒たちはゴールボールの魅力に触れ、興奮気味だった。イベントの会場には、チアーズファミリーで元ラグビー日本代表の廣瀬俊朗の姿もあった。実はイベント開催には、車いすラグビー連盟副理事長でもある廣瀬が大きく関わっていた。パリ大会でともに金メダルを獲得した車いすラグビーとゴールボール男子の日本代表にとって、強さを維持するためには新陳代謝が不可欠。「強くあり続けるために、このような場が高校生の発掘事業につながればうれしい」と廣瀬。発掘事業はゴールボール協会も力を入れていて、各都道府県の視覚学校や一般校の特別支援学級を対象に体験会を行っている。宮食選手も体験会から発掘された1人。宮食選手は「僕が競技を始めたのは2018年。それから3年で東京2020パラリンピックに出場した。今から始めればロサンゼルス2028パラリンピックに出場するチャンスはある」と語り、金子選手も若い世代の挑戦を期待する。また佐野選手は、盲学校に配布するゴールボール雑誌の編集長に就任。裾野を広げるために新たな活動に取り組んでいる。すべては次の目標のための言葉であり、行動だ。宮食選手が「みんなロス大会に向けて動き出して、連覇に向けて頑張っています」と語ると、金子選手は「連覇を目指して一丸で動いています」とチームをまとめるキャプテンらしい言葉で締めくくった。ロス大会での日本代表の活躍が今から楽しみだ
健常者の競技以上の投球精度が求められる車いすカーリング
2025年1月、車いすカーリング日本代表に選出されたKiT CURLING CLUB(キットカーリングクラブ)を取材した。チーム最年少の26歳ながら競技歴は10年以上の松田華奈選手、司令塔・柏原一大選手らからなる日本代表は、北海道・北見市のアドヴィックス常呂カーリングホールを拠点に練習に励んでいた。男女混合4人で行う車いすカーリングは、デリバリースティックという専門の器具を使ってストーンを投じる。最大の特徴は、健常者の競技ではおなじみの、氷上をブラシで掃く「スウィーピング」が禁止されていること。投げた後にストーンの軌道修正ができないため、より精度の高い投球が求められる。日本代表はミラノ・コルティナ2026冬季パラリンピック出場権をかけ、3月にスコットランドで行われた世界選手権に臨んだが、残念ながら出場権獲得とはならなかった。しかしミラノ・コルティナ大会から採用される混合ダブルスは、小川亜希選手、中島洋治選手組がスコットランドで行われた大会で初優勝を果たし、出場権を勝ち取った。日本が車いすカーリングでパラリンピックに出場するのはバンクーバー2010パラリンピック以来。久々の大舞台で輝きを放ってほしいところだ。
文/佐藤新