2025/5/3(土)放送 パラスポチアーズ!
〜パラアスリート全力応援〜

平昌、北京と2大会連続でパラリンピックに出場し、パラスノーボード界を牽引し続けるベテラン・小栗大地選手を紹介。

小栗大地

小栗大地

パラスノーボード

コーナーが連続するコースのタイムを競うバンクドスラロームと複数の選手が一斉に滑走するスノーボードクロスの2種目で2大会連続出場を果たした小栗選手。今年3月にスノーボードクロスで日本人初となる世界選手権、銅メダルを獲得。フォーム変更の苦悩や来年に迫ったミラノ・コルティナパラリンピックへの意気込みを語ります!

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2025年5月3日初回放送回は、パラスノーボード界を牽引し続けるベテラン・小栗大地選手を紹介。加えて、車いすバスケットボール女子日本代表を率いることになった添田智恵新監督にも迫る。

“初心者”を3度経験したパラスノーボード界を牽引する不屈のベテラン

パラスノーボードは、上肢障がい(SB-UL)、下肢障がい(SB-LL1、SB-LL2)の3つのクラスに分かれ、それぞれ男女別にバンクドスラロームとスノーボードクロスの2種目がある。バンクドスラロームは、バンクと呼ばれるコーナーが連続するコースを2回滑走してベストタイムを争うもの。一方、スノーボードクロスは複数の選手が一斉に滑走し、勝ち抜き戦で順位を決める。小栗選手は、平昌2018、北京2022両パラリンピックに連続で2種目出場し、いずれも入賞。また、今年3月にはスノーボードクロスで、日本人初となる世界選手権銅メダルを獲得した。そんな日本パラスノーボード界の第一人者に、チアーズファミリーの村上佳菜子がインタビューした。
 小栗選手は1981年生まれ。かつては日本トップクラスのプロスノーボーダーだった。33歳のときに事故で右脚を失ったが、4カ月後には義足でスノーボードを再開。初めて義足で滑った際は、「脚があるときとそんなに変わらない感覚ではあったのですが、うまく滑ることはできない。もどかしさを感じました」という。しかしすぐに実力をつけ、2016年のW杯で表彰台に立ち、平昌2018でパラリンピックに初出場した。結果はバンクドスラローム(LL1)6位、スノーボードクロス(LL1)7位と、2種目とも入賞。だが、小栗選手自身は「自分の思ったように滑ることができず、いい勝負ができなかった。悔しさしか残らないパラリンピックでした」と振り返る。
その悔しさを晴らすため、大会後に「スタンスをレギュラースタンスからグーフィースタンスに変える決断をした」と明かす。義足である右脚を後方に置くスタンスから、前方に置くスタンスに変更したのだ。この決断に至った理由は「スノーボードは、ジャンプするときや加速するときに踏ん張る後ろの脚がとても大事なので、義足より健足の方がいいんじゃないか」と考えたから。とはいえ右脚を失う前から20年以上続けてきたフォームを変えるのは容易なことではない。スタンスを変えれば、体の使い方も感覚も変わるため、転倒や負傷のリスクが高まる。それまであまり負傷した経験がなかった小栗選手も、スタンスを変えてから4年間で何度もけがを負ったという。「最初に競技を始めたとき、脚を切断したとき、スタンスを変えたとき。初心者を3回経験してここまできました」。そう語る小栗選手は、試行錯誤を経て日本人で初めて世界選手権の表彰台に立ったことで、ミラノ・コルティナ2026パラリンピックに向けて確かな手応えを感じている。村上が世界選手権でメダルを獲得した「自分へのご褒美は?」と尋ねると、「競技を離れ、仲間と楽しむスノーボード」と答えるほどスノーボードに魅了され、打ち込んでいる小栗選手。ミラノ・コルティナ大会の目標は「2種目ともメダルをとること」。目標を実現させるため、滑り続ける。

車いすバスケットボール女子を指揮する期待の新監督

車いすバスケットボール女子日本代表は、パラリンピックで過去に2度、銅メダルを獲得しているが、パリ2024では7位と残念な結果に。その後、12月にシドニー2000パラリンピック銅メダリストである添田智恵監督が就任。今年2月、「2025国際親善女子車いすバスケットボール大阪大会」で新チームが初戦に臨んだ。パリ大会4位のカナダ、オーストラリア、タイ、そして日本が参加したこの大会で、新生日本代表はスピードを武器に準優勝した。添田監督にチーム状態を聞いてみると「新チーム結成からまだ2カ月足らず。目標もまだ決まっていません」とのこと。目標はこれまではコーチが決めることが多かったそうだが、「与えられたものではなく、全員が納得した目標を立て、それに向かっていきたい。決めるまでに時間がかかりそうですが、かけないといけない作業です。全員で決めた目標を発表できるといいなと思います」と力強く語った。

文/佐藤新

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