2025/7/5(土)放送 パラスポチアーズ!
〜パラアスリート全力応援〜

ロス大会でのメダル獲得を目指し新体制で挑む車いすバスケットボール女子日本代表。
このチームの大黒柱!献身的な守備でチームを牽引する、財満いずみ選手を紹介。

財満いずみ

財満いずみ

車いすバスケットボール

高校生で日本代表の強化選手に選出されるなど順風満帆な選手生活を送っていた財満選手の挫折は、自身初のパラリンピックとなった東京大会。出場機会が少なく大半がベンチからの応援と悔しい結果に…「ベンチではなくコートでチームに貢献したい!」と、大会後は健常者や男子選手と一緒にプレーし、フィジカル&スキルの向上を続けてきた財満選手。その原動力とは?

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2025年7月5日初回放送回は、車いすバスケットボール女子日本代表の財満いずみ選手を紹介する。また、パラスポーツ体験プロジェクト「きっかけプロジェクト」も取り上げる。

日の丸を背負い、厳しい環境に身を置いて進化を続ける

車いすバスケットボール女子日本代表は、東京2020パラリンピック、パリ2024パラリンピックと2大会連続で出場し、それぞれ6位と7位という結果に。現在は2024年12月に就任した添田智恵監督の下、ロサンゼルス2028パラリンピックでのメダル獲得を目指して強化を進めている。そんなチームで10年以上日の丸を背負い、小柄ながら献身的な守備でチームを支え続けてきた財満選手を、応援団長の中山秀征が直撃する。
1996年生まれの財満選手は、姉の影響で小学4年生からミニバスケットボールを始めた。しかし、小学6年生で持病の治療の過程において下半身不随になり、車いす生活に。「当時、アパートの2階に住んでいたので、住む場所から変える必要があり、すべてが一変しました。あの時期はかなり苦しかったです」と明かす。そんな財満選手にとって、一筋の光となったのが車いすバスケだった。「障がい者を対象にした国民体育大会にボランティアで参加したとき、選手の方に声をかけられ、競技用の車いすに乗せてもらった」そうで、これをきっかけに、中学2年生で競技を始め、練習に打ち込んだ。最初はほかの選手の足を引っ張っていると感じていたそうだが、「父が毎回体育館まで送ってくれて、1ミリずつですけどできることが増えていき、続けることができました」と当時を振り返る。
家族の献身的な支えもあり、着実に実力をつけ高校生で日本代表の強化指定選手に選ばれた。とはいえ「国際大会に毎回出られるかというとそうではなく、先輩方に比べたらすべてが足りていませんでした。それは自分が一番分かっていた。でもベンチからではなく、コートに入ってチームに貢献できるようになりたい」と思い、地元の山口県を離れ茨城県の大学へ進学。元車いすバスケ女子日本代表ヘッドコーチの橘香織さんが率いる車いすバスケサークル「ROOTs」に入る。「サークルには健常者の選手もいて、私が真っ当に練習しても戦えるようにはならない。相手の隙をつくとか、味方と連携するとか、頭を使って賢くプレーすることを橘先生から学びました」と回顧。多くのことを学ぶため練習は厳しく、「大学の4年間が人生で一番苦しかった」が、「健常者の選手と一緒にバスケの話をした時間は、今の自分につながっている」と感じる充実した日々でもあり、この4年間の経験が財満選手をトップ選手に押し上げた。東京大会でパラリンピックに初出場、次のパリ大会では全試合スタメン出場し、中心選手として活躍。その後、さらなるレベルアップを目指し、強豪チームの埼玉ライオンズに加入した。チームの大半が男性で体力的に厳しい中で練習を積み重ね、強度の高いプレーに順応してきている。
中山が最後に「ロス2028パラリンピックの目標は」と問うと、財満選手は「メダル獲得に向けてチームは進んでいます。海外の大きな選手と戦う姿や、チームワークを大切にして味方同士を生かし合うプレーを見てもらって、皆さんの喜怒哀楽を揺さぶるようプレーができたらいいと思うし、必ずするので、ロス大会をぜひ見ていただきたい」と熱く語った。

障がいのある子どもたちに”きっかけ”を提供

2025年5月、千葉県にある淑徳大学で、「きっかけプロジェクト」が開催された。さまざまな体験を通じて、障がいのある子どもたちが社会に一歩踏み出すきっかけを提供するプロジェクトだ。主催した車いすバスケ元日本男子代表の京谷和幸さんは、「今回のイベントをきっかけにパラスポーツに真剣に取り組んで、いずれはパラアスリート、さらにパラリンピアンになってほしいという思いはありますが、まずは楽しむところから初めてくれればと思います」と語った。

文/佐藤新

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