2025/8/9(土)放送 パラスポチアーズ!
〜パラアスリート全力応援〜

冬季パラリンピックに3大会連続で出場し、金メダル4つを含む9つのメダルを獲得している
パラアルペンスキーの絶対女王・村岡桃佳選手を紹介。

村岡桃佳

村岡桃佳

パラアルペンスキー

4歳の時に病気で車いす生活となった村岡選手の支えとなったのはアルペンスキー。車いすでは体験できないスピード、その疾走感に魅了された。
競技を始めてわずか3年で初出場を果たしたパラリンピック ソチ大会。緊張のあまり全力を発揮できずに終わるが「次は自分も絶対あそこに立つ!」とメダルへの想いを胸に表彰台を見つめた。
有言実行!平昌大会では金メダル1つを含む5つのメダルを獲得、さらに前回の北京大会では、3つの金メダルを含む4つのメダルを獲得した。
メダリストとなった村岡選手を襲ったのは勝って当たり前という重圧…メダリストとしての苦悩や、スキーへの情熱を取り戻すまでの道のり、そして来年開催のミラノ大会への意気込みを語る!

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2025年8月9日初回放送回は、冬季パラリンピックに3大会連続で出場し、金メダル4個を含む9個のメダルを獲得しているパラアルペンスキー女子日本代表のエース・村岡桃佳選手を紹介する。

パラリンピック3大会で9個のメダルを獲得した“冬の女王”

パラアルペンスキーは、コース上に設置された旗門を通過しながら雪面を滑り降り、タイムを競う冬の花形競技。立位、座位、視覚障がいの三つに大別され、その中でさらに障がいの程度によってクラスが、コースの距離や旗門の数で種目が分かれる。このうち、チェアスキーを使って行われる座位クラスの日本のエースが村岡選手だ。これまでソチ2014パラリンピックから3大会連続でパラリンピックに出場し、金4、銀3、銅2個のメダルを獲得。すでにミラノ・コルティナ2026パラリンピックの代表にも内定している。そんな“冬の女王”に、同じ冬季競技のアスリートであり、ソチ2014オリンピックに出場したプロフィギュアスケーターにしてチアーズファミリーの村上佳菜子がインタビュー。
1997年生まれの村岡選手は、自身の幼少期を「活発な子でした」と振り返る。その頃の写真には外で遊んでいる姿ばかり写っているそうだ。しかし、4歳のときに脊髄炎が発症し、以降は車いすでの生活になった。周囲の健常者の友人はできるのに、自分にはできないことに引け目を感じ、家にこもりふさぎ込んでいたという。しかし、そんな毎日がパラスポーツの体験イベントに参加したことで変わった。パラスポーツの世界では自分が自分らしくいられると思い、初めて自分と同じく車いすで生活する友人もできた。次第に本格的に競技に取り組むようになり、持ち前の明るさも取り戻していった。
パラ陸上などに取り組んだ村岡選手は、あるとき友人の誘いでパラアルペンスキーと出合う。車いすではタイヤが埋まって雪の上を進むことができないが、チェアスキーに乗ると自由に動け、普段の車いす生活では体感できないスピード感を味わうこともできる。そうした“非日常感”に魅せられた村岡選手は、中学2年生で本格的にパラアルペンスキーの世界へ。その3年後にはソチ大会に出場し、女子大回転(LW10-2クラス)で5位に入賞した。初めてのパラリンピックは「いざ自分の番になったら急に怖くなり、気が付いたら駆け抜けていた」と明かす。そして、表彰式の様子を見ながら「4年後は自分があそこに立つ」という強い思いを抱いたという。

パラ陸上への挑戦を経て戻った雪上で、さらなる輝きを放つ

ソチで抱いた思いを胸に4年間で力をつけた村岡選手は、平昌2018パラリンピックで5種目に出場し、女子大回転で金、残る4種目で銀2個、銅2個と、全種目でメダルを獲得。世界に名をとどろかせた。しかしこの輝かしい実績が苦悩を生む。「平昌大会が終わってからは、身の周りの環境が変わってプレッシャーも大きくなり、スキーをしていることが苦しくなり、競技から離れたい思いが芽生え始めました」。その苦悩を乗り越えるため、村岡選手は新たな挑戦をする。自分にとってパラスポーツの入り口でもあったパラ陸上に取り組んだのだ。この決断が「離れたくなった」スキーへの思いに変化をもたらした。陸上競技に取り込んだ2年間、一切スキーに乗らなかったが、久しぶりに雪上に戻ったとき、「スキーは楽しい」と実感。そのことに自分自身で安心したという。また、陸上競技に取り組んだことでフィジカル面の強化、メンタル面の成長も感じることができた。
村岡選手は東京2020パラリンピック(開催は2021年)に出場し、女子100m車いす(T54)で6位入賞。その半年後の北京2022パラリンピックでは女子大回転で連覇を果たし、3個の金と、1個の銀メダルをつかんだ。現在、村岡選手はパラ陸上に一区切りをつけ、ミラノ・コルティナ2026パラリンピックに向け、パラアルペンスキーに専念している。目標は「3大会連続の金メダル」。達成すれば冬季パラリンピックでは日本人初の快挙となる。誰も踏み入れたことのない領域へ向け、村岡選手の挑戦は続く。

文/佐藤新

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