2025/12/12(金)放送 パラスポチアーズ!
〜パラアスリート全力応援〜

100周年の記念すべき大会は日本初の東京開催!東京2025デフリンピックで2大会ぶりの金メダルを目指すデフバレーボール・長谷山優美選手と、W杯MVPの自信を胸に初のメダルを目指すデフサッカー岡田選手に密着!

長谷山優美・岡田拓也

長谷山優美・岡田拓也

デフバレーボール・デフサッカー

▼持ち前のバネを活かしたブロックを武器に日本代表のミドルブロッカーとして活躍してきた長谷山選手。前回大会ではコロナウイルスの影響で棄権という悔しい結果に・・・金メダルを再び掴むため、デフリンピックでのバレーボール日本代表としての戦いに迫ります。

▼大学2年生のときデフサッカーの世界へ入った岡田選手。2017年トルコで開催されたデフリンピックに初出場を果たすもフィジカルの差を痛感。雪辱を晴らすデフリンピック東京大会、代表でも共にプレーする兄・侑也選手と共に頂を目指す!

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2025年12月12日初回放送回は、東京2025デフリンピック密着SP第2弾。同年11月15日から26日まで行われた東京大会に日本代表として出場した、デフサッカーの岡田拓也選手と、デフバレーボールの長谷山優美選手の大会での活躍を紹介する。

チームのエースとして大会に臨み、決勝に進んだが…

デフサッカー男子日本代表は過去5大会、デフリンピックに参加しているが、いずれも予選ラウンドで敗退。しかし、コロナ禍のため5年ぶりの国際大会となった2023年の第4回ろう者サッカー世界選手権大会で準優勝し、メダル候補として東京デフリンピックを迎えた。岡田選手はチームのエースであり、世界選手権ではチーム最多の7得点を挙げ、大会MVPを受賞した。
東京大会は13チームが参加。3〜4チームずつ4組に分かれて総当たりで戦い、各組上位2チームが決勝トーナメントに進む方式で行われた。日本はA組でオーストラリア、メキシコ、イタリアと対戦。2勝1分け、15得点無失点のA組首位で初の決勝トーナメント進出を決めた。トーナメント初戦・準々決勝の相手は、過去6回の優勝を誇るイギリス。緊張で固さが見られる日本は前半10分、今大会初の失点を喫する。しかし後半15分、岡田選手が同点ゴールを決めると、26分に西大輔選手が追加点を決めて競り勝ち、準決勝へ駒を進めた。準決勝では前回カシアス・ド・スル2021デフリンピック(コロナ禍で延期され、実際の開催は2022年)金メダルのアメリカを1-0で破り、メダルを確定させた。
そして迎えた決勝。対戦相手のトルコは、サムスン2017デフリンピックで金メダル、前回大会で銅メダルを獲得した強豪だ。日本は前半4分、先制点を許すが、7分に林滉大選手が同点ゴールを決め、試合を振り出しに戻す。勢いに乗り逆転を狙う日本だったが、16分にアクシデントが起こる。岡田選手が連日の試合で蓄積したダメージにより、予定外の交代を余儀なくされたのだ。日本は直後の18分に勝ち越し点を奪われ、後半は攻勢を強めてトルコゴールに迫るが守備を崩し切れず、1-2のままタイムアップ。金メダルに届かず、岡田選手も無念の涙に暮れた。しかし日本デフサッカーの歴史を塗り替えた選手たちに、激闘を見守った観客は、惜しみない声援と拍手を送った。

途中棄権した前回大会の無念を晴らし、王座奪回

デフバレーボール女子日本代表は、ソフィア2013デフリンピックで銀メダル、サムスン2017デフリンピックで金メダルに輝いた強豪であり、長谷山選手はそんなチームの中心選手だ。高校2年生で出場したサムスン大会では、バネを生かしたブロックを武器にチームを支え、日本の16年ぶりの金メダル獲得に貢献。連覇を狙った前回のカシアス・ド・スル大会は準決勝まで勝ち進みながら、日本選手団にコロナウイルス感染者が出て、棄権を余儀なくされた。長谷山選手は「これまでの頑張りが一瞬にしてなくなってしまった。大泣きでした」と振り返る。しかし、その悔しさをバネに新たなスタートを切った日本は、2024年の世界選手権で優勝。世界チャンピオンとして東京デフリンピックに臨んだ。
4チーム総当たりの予選リーグを1位突破した日本は、決勝トーナメント準々決勝でカナダと対戦。クイック攻撃など、海外勢に劣る“高さ”を補うために磨いた素早いコンビプレーでカナダを翻弄(ほんろう)し、セットカウント3‐0のストレートで圧勝した。続く準決勝は前回大会銅メダルのウクライナをフルセットの末破り、トルコとの決勝へ進んだ。トルコは前回大会金メダルの強豪だが、決勝当日の日本はサーブがさえ、第1セットを25‐8で先取する。第2セット以降は接戦となったが主導権を渡さず、ストレート勝ち。見事に金メダルを勝ち取り、王座奪回を果たした。長谷山選手は試合後に、「前回は悔しい思いをして、そのリベンジとして金メダルがとれて、言葉にならないくらいうれしい」と喜びを語り、「次のデフリンピックで今のメンバーと一緒にプレーできるかは分かりませんが、金メダルを目指していきたい」と、早くも4年後を見据えていた。

文/佐藤新

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