相関図｜連続ドラマ「記憶」

本庄英久 [中井貴一]

片桐法律事務所のエース弁護士。
幼い頃、父親が家を捨てて出奔。その後、女手ひとつで母親が育ててくれた。そうした恵まれない環境から、自分は家族にとって誇れる人間でありたいと苦学して弁護士となる。ところが、15年前に幼い息子・亮介がひき逃げ事故に遭って死んでしまう。警察権力に負けて事件を解明できなかったという苦い経験をして以来、勝つためには手段を選ばない狡猾な弁護士へと変貌。テレビ出演などもする有名人となった。妻の佳奈子とは事故後に離婚、その後、遥香と再婚し、一男一女をもうける。仕事が忙しくて家庭を顧みない本庄だったが、親友の脳外科医・沢島から若年性アルツハイマーという衝撃の診断をされる。

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本庄遥香 [優香]

本庄の現在の妻。
本庄との間に中学生の息子・和也と幼稚園生の娘・ひなたがいる。もともと沢島のいる大学病院に勤めていた看護師で、本庄と知り合った。結婚後は仕事を辞めて家事と育児に専念してきた。本庄に離婚歴があり、前妻との間に事故で亡くなった息子がいることも知っている。だが、そうした嫉妬心を表に出さずにそっと見守っていてくれる優しい妻。

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篠原佳奈子 [松下由樹]

本庄の前妻。法科大学院の准教授。
本庄とは法学部で知り合って結婚。幸せな生活を送っていたが、15年前に幼い息子・亮介がひき逃げ事故で死亡。犯人が見つからず事件が解明されないまま終わってしまったことを悔しく思っていた。過去に囚われたままの佳奈子と次の人生に進もうとする本庄との間で亀裂が生じ、翌年離婚。いつまでも時が止まったままの佳奈子に自分の人生を生きてほしいと密かに願っている本庄。そんなある日、事故現場に花束が置かれるようになり、犯人逮捕に向けて再び動き始める。現在もかつて本庄と亮介と暮らしていた家に一人で住んでいる。

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二宮正樹 [泉澤祐希]

片桐法律事務所の新人弁護士。
若さゆえの正義感と理想に燃え、本庄のような優秀な弁護士になりたいと思って事務所に入所した。希望通り、本庄の補佐につくことになったが、勝つためには手段を選ばない本庄のやり方を見て落胆し軽蔑するようになる。だが、実は表現が不器用なだけで優しい人間なのだという一面を垣間見てからは、少しずつ親しくなっていく。本庄の事務局・足立初花とはぶつかり合いながらも気になる存在。

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足立初花 [今田美桜]

片桐法律事務所で本庄の事務局として働く。
司法試験に失敗し、それでも人のためになる仕事がしたいと事務局として入所。面接では、「法律は信じていないけど、正義があるのは信じている」と生意気なことを言い、他の面接官から落とされそうになるが、本庄に気に入られて拾われる。そのことに恩を感じていて、本庄の立場が悪い時には味方でいたいと思っている。だから、二宮がよく知りもしないで本庄を嫌うことが気に食わない。

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