2018/09/25
ジュノ:一生懸命に撮影した作品がこうしてまた皆さんにご覧いただけることになり、とても嬉しいです。楽しく見ていただけたら良いなと思います。
ジュノ:僕が演じたソ・プンは仕事に対して我が強く、信念をもっている人物です。ホテルのメインシェフ(料理長)ではなく、ス―シェフ(副料理長)ですがミシュランの2スターをもらい、輝かしい功績をもつ人物なのですが、一瞬にして奈落に落ちてしまい、そのホテルへ復讐することを夢見るんです。さらに15~6年片思いしていた女性を一瞬でなくしてしまう、とても複雑なキャラクターです。そのため、いつも憤りや怒りをもっている人物です。
ジュノ:まずは面白そうだと思ったんです。僕がやることになった時は台本が1話しかない状況だったのですが、チャン・ヒョク先輩もチョン・リョウォン先輩も出演されると聞いて、また何よりも脚本家のソ・スクヒャンさんへの信頼が大きかったと思います。なので、楽しみにしながら準備をしました。
ジュノ:『油っぽいメロ』は“熱い中華鍋の中でぐつぐつ沸騰したロマンス”がテーマなのですが、実は色々な内容が含まれています。仕事の話、恋愛の話、人間関係の話が含まれていて、何よりもコミカルで漫画的な要素で描いた作品なんです。見方によっては物語の展開がはやく、不親切だと感じるかもしれないのですが、僕はむしろそれが僕たちのドラマの魅力だと思います。ぐらぐら煮えたぎる中華鍋の中の材料たちのように、鍋をふるたびに回る材料のように、全てのものが弾けている、とても見やすいドラマです。
ジュノ:プレッシャーというよりは、いつも新しい作品をする度に、また何か新しいことを学べると思いながら作品に臨むように努めています。そのため、先輩方から助けていただいた場面も多いですし、一緒に制作していきながら、これが先輩方と演技についてやりとりするという感覚なんだな…と。自分が知らないことを学ぶことができました。先輩方とはそういう話をよくしました。どういう風なやり取りをするか?と。実際、自分が行った台本の解釈は自分だけの解釈で、それを他の役者さんと合わせた時に生まれる相乗効果のようなものがあるじゃないですか?そんな相乗効果に対する期待が大きかったですね。
ジュノ:僕は料理とは縁が遠い人だったので、包丁で切るのもとてもぎこちなかったです。今回のドラマを通して中華鍋と包丁の使いかたを習ったのですが、僕があんなにも包丁が上手く使えるようになるなんて思いもしませんでした。個人的には感心しました(笑)。中華鍋もあのように振ることができるようになったのは個人的にはすごいと思っています。演技的な姿ではなくて本当に考えもしなかった料理をこのドラマを通してやることになり、中華料理の新しい魅力を知ることができました。時間があれば周りの人にも作ってあげたいです。ただ、残念ながら中華鍋と火力が必要なので、たぶん作ってあげられないと思います。注文して食べるということで(笑)。
ジュノ:ちょっとした怪我はありました。火傷も負いましたし、顔にも油がとんだりしたのですが、カメラはずっとまわっているので、痛いのを表に出したくなくて…演技中に油がとんでも、悪くない演技の流れがあるじゃないですか?それを止めたくなかったですし、NGも出したくなかったので、我慢して撮影することが多かったです。火はとても危ないもので、怖いものですが、なるべく毅然に振る舞うよう努力しました。
ジュノ:「俺、お前のことが好きだ(ナ、ノルチョアヘ)」ですかね。恥ずかしくてカメラ目線はできないんですが(笑)。これはタン・セウが一人で帰っている途中、公園で想像するシーンがあって、僕がその想像の中の相手役として出るんです。そのため、直接タン・セウに告白するシーンではなく、想像の中で告白するシーンなのですが、「俺、お前のことが好きだ(ナ、ノルチョアヘ)」という台詞を何度も言ったんですよ。その短い台詞を色々な方法で表現したくて。楽しかったです!
ジュノ:もっと努力しないといけないと思っています。俳優ならば、それが当たり前にできなくてはいけませんし。何よりも今回ご一緒させていただいたことへの感謝の気持ちを伝えたいですし、もっと上手くできるようにならなくてはいけないと思います。
ジュノ:僕が考える僕の強みではなく、僕が欲しいものなのですが、それが「自然さ」です。色々と試行錯誤中ではあります。どうやったら自然になるかと方法を考えても、それを考えてしまったら自然ではないと思うので、台本を初めて読んだときに僕が感じた気持ちを活かせるように努力しています。もちろん他の人の話を聞いて受け入れることもできますが、結局は最初に感じたものが一番自然だと思うので。あまり気にしないようにしている方です。
ジュノ:僕は本当にかっこいいお兄さんが出来たと思っています。今回、僕がソ・プンでいたとき、チルソンという人物はとてもかっこいいキャラクターだなと個人的にも感じていました。そしてそのキャラクターをチャン・ヒョク先輩が更にかっこよくして下さいました。チルソンほど、全員にあのように全てを見せられるような人はそんなにいないですよね?実際にも撮影現場で僕を気遣って、話もたくさんしてくださいました。チャン・ヒョク先輩のおかげで撮影現場はとても楽しかったですね!
ジュノ:僕たちは2人でいた時間よりもハングリー・ウォク(チルソンが子分たちと営む中華料理屋)」で全員が…うわぁ~思い出しますね~。僕は台詞を覚えるのに結構時間がかかったので、3ヶ月間おにぎりを片手に車の中で、他の俳優さんたちと食事をする時間もなく、一人でたくさんある台詞を消化するために一生懸命覚えていたんですが、先輩が横でたくさん助けてくださいました。雰囲気を理解しやすくしてくれたり、自信をつけてくれたりとか、そういうことが多かったと思います。いつも横で大きな力になってくださいました。間違ったときも、「大丈夫だよ」と、「全然問題ないから、楽にやろう」という風に言って下さって。現場のムードメーカーだったので、とても楽しく撮影できたと思います。なので、記憶に残るシーンというよりは、現場でチョン・リョウォン先輩と一緒にいたときの雰囲気がとても良かったです。
ジュノ:チョ・ジェユン先輩ですね。とても愉快な方で、とてもかっこいいんです。後輩たちのことをよく考えて下さって、現場の雰囲気も良くして下さって、僕の台詞がたくさんあった時は、横で集中できるような雰囲気を作って下さいました。僕たちだけで、メイキングを撮影してインターネットに挙げたり(笑)。面白い要素を作って下さいましたね。
ジュノ:はい!たくさん食べました!作ったものはほぼ食べましたね。ジャジャン麺、酢豚を一番多く作って、それ以外にもたくさん作ったのですが、プンが作る料理はレシピのない料理ばかりなんです。新しく創作しなくてはいけない料理ばかりだったので、それらの料理を作る先生たちも大変そうでした、「これをどうやって作るか…」と。なので、この世にはまだない料理をたくさん食べましたね。僕はジャジャン麺が一番美味しかったです!酢豚も(笑)。
ジュノ:自分が作った料理を美味しいと言ってくれたからではないでしょうか。プンは10年以上愛していた初恋相手のダリ(チャ・ジュヨン)にお弁当を届けるのですが、彼女はそれを捨ててしまうんです。プンは料理で愛情を表現する人物なので、そんな気持ちを受け止めて美味しく食べてくれるセウに惹かれたのだと思います。
ジュノ:本当に達人になれということで言ってくださっているのだと思います。なので、さらに努力します!でも本当にラブロマンスは相手役の方とのケミが大事だと思うのですが、そういう面でリョウォン先輩が引っ張ってくださいました。お互いにお互いをリードしたと思いますし、演技をする前のリハーサルをする時も、色々な方法で「これはどう?」とお互いにやり取りしていました。撮影していないときも、台本の90%がタン・セウとソ・プンの話なので、とにかく、素敵なシーンを作りたかったので、努力しました。それが“メロの達人”という話しを作ってくださったんだと思います。ソ・プンが何かしたときに、タン・セウのリアクションがなければ、今感じていただいている胸キュンはなかったと思うんです。なので、お互いのリアクションが大事だったのだと思います。
ジュノ:う~ん…そうですね…そういう経験もないですし…でも、僕が本当に好きならば、友達に了承を得るのではないでしょうか?そうでなければ、ダメですね…ソ・プンは悪かったんです。ソ・プンは本当に悪いやつです(笑)。愛想が良いんです。
ジュノ:僕は占いなどは面白いから見ますが信じてはいないです。母親が送ってくることもありますし、自分で直接ネットで調べてみたり、友達が送ってくれることもありますが(笑)。良いことだけ信じます。悪いものは見たら本当にそうなってしまいそうなので、良いことだけを信じます。
ジュノ:僕は相手に負担を与えたくないタイプだと思います。なので、自然に僕の存在を大きくしていきたいタイプですね。あ~でもわからないですね。もし本当に好きな人がいたら、積極的にアタックするかも…?僕は人によって違うような気がします。なので、色々な想像をしてください、みなさん(笑)。
ジュノ:中華鍋とお玉です。料理の先生が練習しろとプレゼントしてくださったんです。なので、僕は毎日それを振っていました。別のスケジュールがあっても、いつも持ち歩いていました。ドラマが始まる前の1ヶ月半はそれを持ち歩いて、ずっと練習していましたね。海外のスケジュールの時もホテルで僕の服を敷いて椅子の上でやったり…豆とお米を持っていって鍋を返す練習もしました。今回のドラマは情熱が残った気がします。情熱で全部が焼けちゃいました。頑張って燃やしましたよ(笑)。
ジュノ:反応は一つもないですね(笑)。見る時は見て、見ない時は見ない、本当にはっきりしているので。「がんばれよ!」と声はかけてくれました。僕達はいつもそうです。メンバーが出るからといって、毎回見る必要はないじゃないですか?でも、その出演している仲間が一生懸命にやっているなというのは見なくても知っているので、時々現場にコーヒーカーを贈ったりして応援しています。
ジュノ:俳優という仕事は他の人になる時間なので、とても貴重な時間だと思っています。この3ヶ月間は中華料理人になりましたし、その前の作品では工事現場で働く人にもなり…中華料理人もこんなにも魅力的な仕事だとは思いませんでした。やってみて、本当にかっこいいと気づかされましたし、大切さに改めて気づかされる時間になりました。そのため、俳優としてはできるだけ多くの作品に出てみたいです。色々な仕事に挑戦してみたいですし、それが俳優としての僕に色々な道を作ってくれるのではないかなと思います。これからも皆さんが見つけてくださればテレビで僕のことをご覧いただけると思います。
ジュノ:ファンのみなさま、視聴者のみなさま、『油っぽいメロ』がついに日本で放送されることになりました。色々な種類の料理が登場しますし、ばんばん弾けるような魅力をもったキャラクターを見ることができます。気軽に見て楽しんでいただけるドラマですので、たくさん愛していただけると嬉しいです。ありがとうございます!
ジャイアントホテルの高級中華料理店で辣腕を振るう副料理長のプン(ジュノ)は、初恋相手のダリ(チャ・ジュヨン)と結婚式を挙げ、幸せの絶頂にいた。一方、財閥令嬢のセウ(チョン・リョウォン)も結婚式を控えてウキウキの毎日。そんなセウにヤクザのチルソン(チャン・ヒョク)が一目惚れする。 ある日、料理長の命令に背いたプンは店から追い出されてしまう。さらにはダリがホテルの社長と浮気していることを知り、一気に奈落の底へ突き落されるのだった。怒りに燃えるプンはチルソンがホテルの目の前で経営する中華料理店で再起をかけることに。そんなプンの前に、実家が破産し、新郎に逃げられた満身創痍のセウが現れて――。