付岩洞<プアムドン>の復讐者たち イ·ジュニョン インタビュー © 女性チャンネル♪LaLa TV
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2018/02/26

今回がドラマ初出演となりますが、どのような経緯でこの作品へ出演することになったのでしょうか?

僕はアイドルですが演技に挑戦してみたいと以前から思っていました。運よく「付岩洞<プアムドン>の復讐者たち」という最高の贈り物と出会い出演することになりました。

復讐クラブのメンバーの中で一番、年下ですがイ・ヨウォン(キム・ジョンへ役)さん、ラ・ミラン(ホン・ドヒ役)さん、ミョン・セビン(イ・ミスク役)さんなどベテランの俳優陣との共演にプレッシャーはなかったですか?

撮影が決まってから1週間はほとんど眠れませんでした。撮影の日が近づくにつれどんどん追い詰められていき“これはまずいぞ”と思いました。初めての撮影の前日は2~3時間しか寝ていません。しかしそんな心配をよそにお三方はとても優しかったです。弟のようにかわいがってくださったので僕は本当に幸せ者だと思いました。“こんなによくしてもらっていいのかな?”と思うほど面倒を見てくださいました。

今作の役は非常に難しいキャラクターだと思います。役作りをされる上で、練習生時代を思い出しながら演じたと伺いましたが役作りで苦労された点はどんな点ですか?

まずは演じるということ自体が大変でそれを受け入れるまでに時間がかかりました。スギョムというキャラクターは慶尚道出身です。どうしたら自然な方言で演技ができるかということに悩み苦労しました。

ドラマ初出演ながら、演技力がとても高く評価されましたね。その評判はご自身の耳にも入りましたか?イ・ヨウォンさんは、“俳優に転身しては?”と声をかけたと韓国のインタビューでおっしゃっていました。

身に余るほどのお言葉をいただき感謝しております。僕は歌手ですが、かねてから興味のあった演技でお褒めの言葉をいただきとてもうれしく、次回作ではもっとうまく演じようと決意しました。今回の役は“初出演にしてはなかなかだ”というレベルだと思うので次はさらに成熟した姿で“こんなに演技がうまいんだ”と評価されたいです。撮影中、イ・ヨウォンさんは復讐クラブのメンバーの前でも“アイドルをやめて役者に転身したら?”とおっしゃっていました。そう言ってもらえると認められているようでとてもうれしいです。

皆さんおっしゃるように復讐クラブのメンバーの絆がとても強いですね。ラ・ミランさん、ミョン・セビンさん、イ・ヨウォンさんとのご共演はいかがでしたか?そしてそれぞれの方の印象、実際に一緒に演技をしてみてどんなことを感じましたか?

先輩たちと息の合った演技ができたということだけでも光栄なことです。先輩たちとの初対面は台本の読み合わせの日でした。3人の頭上に、まるで“女優”と書かれているかのようにものすごいオーラを感じ“足を引っ張らないようにしなくては”と緊張しました。でも先輩たちは、僕がリラックスしながら楽しんで演じられるようにと現場の雰囲気を和やかにしてくれました。3人と共演できるということはめったにないチャンスです。映画でもなくドラマというジャンルで名女優たちと共演なんて本当になかなか味わえないことだと思います。ラ・ミランさんは自然体の演技が上手です。実際のラ・ミランさんもイメージどおりの方でした。今までドラマで見てきたラ・ミランそのものというのが第一印象です。目の前で演技を見た時は“こんなに自然体で演技をする人がいるとは”と驚きました。ヨウォンさんはクールなイメージだったので僕のほうから歩み寄らないと親しくなれないだろうなと思いましたが、実際はいい意味で期待を裏切られました。イ・ヨウォンさんは僕に“私は世話焼きじゃないから”と言いながらもとても面倒見がいいんです。弟のようにかわいがってくれて実のお姉さんのような錯覚に陥るほどだったので撮影は幸せな時間でした。そしてミョン・セビンさんの初対面は“優雅”そのもので劇中のミスクと似ていると思いました。たまに突拍子のないことをすることがあるんですがそんな姿もかわいらしいんです。実際に共演してみて“この3人も人間なんだな”と思うようになりました。最初はテレビで見ていた芸能人が目の前で動いていることが信じられない気持ちだったのですが人間味あふれる姿に接しているうちに親近感が湧きました。

モニタリングをしていて記憶に残る場面や気に入ったシーンはありませんでしたか?

プールのシーンが少し心残りで記憶に残っています。その日、とても寒かったのですが“寒くない。熱帯夜だ”と暗示をかけながら撮影に臨みましたが体は言うことを聞きませんでした。ガタガタ震えてしまってセリフもちゃんと言えず表情も硬かったです。プールから上がるシーンはカッコよく登場したかったのに髪の毛もボサボサでとても残念でした。ばしっとキメてCMのように輝いている姿で出るべきなのにまるでおじさんのような登場で悔しい気持ちになりました。満足しているシーンは1話から12話の中で1つだけです。最終話で、空港で生みの母ハン・スジに“母さん”と呼ぶシーンがあるのですが胸に迫るものがありました。シン・ドンミ(スギョムの生みの母ハン・スジ役)さんも僕の演技を褒めてくれたのですが集中して役に入り込むことができました。まだまだ満足はできませんが僕が理想とする演技に少し近づけたのではないかと思える唯一のシーンだったと思います。

他にも名場面がたくさんありましたがその中でもイ・ヨウォンさんにラーメンを作るシーンが話題になりました。ふだんもお料理をされると伺いましたがどんなお料理をよく作られますか?また日本の視聴者に作るとしたらどんな料理を選びますか?

ふだんからよく料理はするのですが好物はラーメンです。麺類が大好きなんです。撮影でも僕のやり方で作りたかったのですが監督から一般的な方法で作るよう言われたので指示どおりやりました。料理のシーンを披露できてうれしかったですが僕がふだん食べている作り方のほうがおいしかったのにと思いました。そしてドラマの中でラーメンを食べるシーンがよく出てきます。リアリティを出すために食べる演技がある日はわざと食事を抜いて撮影していました。僕は1か月、毎日でもいいほどラーメンが好きなので食べるシーンがあるだけでうれしくなりました。日本のファンの皆さんには時間に余裕があれば本格的に日本食を学び作りたいです。日本の方たちに韓国人が作った日本食でおもてなしするのはどうでしょうか?寿司や鍋などを作り皆さんに食べていただきたいですね。

今作ではたくさんの感情を表現する役でしたが撮影で苦労したシーン、難しかったシーンはありますか?

1人のシーンが難しかったです。監督から“もう少しで幸せを探せそうだけど孤独を感じる”というキーワードをもらったのですが、今までの人生でそんなこと経験したことが、ありません。僕は、ふだんからよく笑うほうなんですがスギョムは、見捨てられたキャラクターです。そういう繊細な感情をどう表現すればいいかを考えました。さっき話したように練習生時代、家族と離れて生活しながらレッスンをするということはなかなか受け入れられない年齢だったので当時の寂しさを思い出しながら演じましたがスギョムの感情をどう表現すれば正解だったのかはいまだによく分かりません。

本当に難しい役どころだったと思いますが今回、演技に初挑戦してみてご自身の中でどんな変化がありましたか?

僕はもともとあまりおしゃべりが得意じゃ(では)ありません。インタビューも苦手でメンバーの中でも後ろのほうに座っているようなタイプでした。しかし演技を始めてからキャラクターについて考えるようになり僕自身のことを考える時間が増え、それを頭の中で整理するようになりました。そのため話す時も思ったことを口にするのではなく少し整理してからゆとりを持って話すようになりました。そういう部分が大きな変化だと思っています。

今後もたくさんの作品に挑戦なさると思いますがこれから演じてみたいジャンルや役柄。共演してみたい俳優・女優はいらっしゃいますか?

アクションに挑戦してみたいです。今作を通じて多くの人に“ラブロマンスの目”と認められたので恋愛ものもやってみたいです。共演してみたい俳優はパク・ソジュンさんです。ソジュンさんとアクションシーンを演じたいですね。ソジュンさんに憧れて体を鍛えるようになりました。機会があれば共演したいです。

この作品を通してどんな事を感じましたか?

今作を通して感じたことは2つです。4人の人物がそれぞれつらい状況の中、自分の幸せを探します。もし今、とてもつらいと感じている人がいたらこのドラマを見て共感してほしいです。また家族の大事さを改めて考えさせられる作品だと思います。

最後の質問です。このドラマの見どころ、魅力を教えてください。そして日本の視聴者の皆さんにこのドラマを通して、どんなメッセージを感じ取ってほしいですか?

まずこの作品はありきたりな復讐劇ではなくコミカルでかわいらしいシーンもたくさん登場します。日常生活を送っていて誰もが一度は考えたことのある復讐を僕たちが代わりにすることでスカっとした気分になれるでしょう。皆さんには、4人それぞれの状況に重点を置いて見てほしいと思います。全く関わり合いのない4人が集まり幸せになろうとするドラマです。ドラマをご覧の皆さんにも幸せになってほしいです。日本の皆さんには今作がただ面白いと思うだけでなく多くの方に共感してもらえればうれしいです。“私も同じ経験をした”“その気持ち、分かる”と感じてほしいと思います。

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記事提供:女性チャンネル♪LaLa TV

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