
毛利元就は「猛将」や「勇将」ではなかった。
戦略に抜群の手腕を発揮した
頭脳で戦う「知将」であった。
ならば元就は並み居る強豪をどう謀(はか)り
領土をどう守りどんな妙手を使いどう攻め
どう敵を征圧して新しい領土を増やしたのか。
その冷徹な謀略と緻密な計略の足跡をたどる。
作家・写真家 昭和18年(1943)静岡県浜松市生まれ。
昭和40年(1965)慶應義塾大学文学部卒業。
産経新聞社記者・編集者などを経て作家として独立。
写真家としてもヤマハ横浜・藤沢で『モーツアルトのいる風景展』、藤沢市民ギャラリーで『四季の藤沢-人と海と街展』を開催するなどの活動をつづけている。
昭和48年(1973)小説『剥製博物館』で第5回「新潮新人賞」受賞。日本文芸家協会会員。