REPORT
11月2日(土)、全国7地区大会から勝ち上がった16名の小中学生が東京将棋会館に集結、頂点を目指し熱戦が繰り広げられました。接戦を制したのは関西大会代表の木村橙哉さん(中学3年生)でした。
午前中から多くの対局をされて大変お疲れ様でした。今日参加された16人のみなさんは本当に遜色ない戦いだったと思います。決勝まで進まれたお2人は中学3年生でこの大会は今回が最後ということになりますが、最後まで勝ち残り良い思い出になったと思います。今後も将棋に対してそれぞれの取り組みがあるかと思いますが、今日の日を良い思い出にして頑張っていただければと思います。
長時間にわたる熱戦、大変お疲れ様でした。非常にレベルの高い対局でした。今日見ていて、12年前に参加した第1回の全国大会が脳裏に浮かんできました。あの時と変わらないのは、プレイヤーの方々の熱い熱量だと感じています。これからもこの大会が長く続いて、そしてここから新しく棋士を目指す子どもたちが1人でも多く誕生すれば、これ以上嬉しいことはないです。
素晴らしい対局を間近で見せていただきありがとうございました。このような盛大な大会に出演させていただき、大変光栄でした。開催にあたっては大変なこともあるかと思いますが、これからもプロ棋士に憧れて将棋を頑張っている子どもたちの挑戦の場となる大会を盛り上げていただけたら嬉しいなと思います。
去年は悔しい結果だったので、今回優勝できてとても嬉しいです。いつも通りの将棋を指せて良かったです。これからも将棋を続けてもっと強くなりたいです。
日時・開催場所 | 審判長 | 解説 | 優勝 | 準優勝 | 3位 |
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2024/11/2(土) 東京・将棋会館 |
渡辺明九段 | 獺ヶ口笑保人四段 香川愛生女流四段 |
木村橙哉(中学3年生) | 西彩之介(中学3年生) | 白井遥都(中学2年生)辻大輔(中学2年生) |
地区大会最後となる東海大会が開催されました。参加者は全国クラス2ブロック、交流クラス1ブロックに分かれ、レベルの高い対局が繰り広げられました。
また、親善対局やどうぶつしょうぎ等、参加選手以外のご家族も楽しめるコーナーも盛況となりました。
開会式では、10月に棋士になられた獺ヶ口笑保人四段(三重県熊野市出身)・吉池隆真四段(東京都荒川区出身)にJ:COM賞が贈呈されました。獺ヶ口四段は第1回J:COM杯の全国大会優勝経験があり、また吉池四段も第3回J:COM杯神奈川大会で準優勝経験があられ、J:COM杯に所縁あるお二方への贈呈となりました。
今日は名局だったな、「良い将棋」だったな、と思う日がありますが、それは片方が一方的に勝つ将棋ではなく、全部の駒が使え、躍動し、焦るところがなく、全ての人が適材適所にはたらいた、そういう時が「良い将棋」と言えると思います。このようなイベントでも同じで、参加される選手の皆さん、棋士、保護者の方々、スタッフの方など、全ての人の協力で今日一日が良い思い出となっていれば良いなと思います。
指導対局を通じ、レベルの高いお子さん方が多い大会だと感じました。コロナ禍が終わり、対面での大会が復活してきましたが、将棋は人と人との交流を持てる文化でもあるので、ひとりでも多くの将棋の友達をつくれる機会にもしていただきたいです。
苦しい戦いもあったけど、自分なりの将棋が指せて勝てたのがとてもうれしくて、その勢いにのって優勝できたのが良かったと思います。
全国大会につなげられてよかったです。一局一局しっかり集中して、良い手を発見できたので、そこがうれしかったです。全国大会では、優勝が目標ですが、まずは一戦一戦しっかりやっていきたいです。
他の大会で壇上で対局したことがありますが、壇上での対局で優勝するのは今回がはじめてで、やっと勝てて嬉しかったです。全国大会でも勝つことが目標です。
日時・開催場所 | 審判長 | 解説 | 全国クラス優勝 | 交流クラス優勝 |
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2024/10/14(月・祝) 名古屋国際会議場 白鳥ホール |
杉本昌隆八段 | 藤井奈々女流初段 | 林旺志郎(小学6年生)鬼頭慶(小学3年生) | 川島凛士(小学3年生) |
前日の雨が嘘のように晴れた、9月の連休最終日、中国大会が開催されました。
全国クラスと交流クラスのそれぞれ1ブロックに分かれて、各選手が熱戦を繰り広げました。
全国クラスはゲストの棋士からもプロ棋士さながらと評された対局となり、中学2年生の白井遥都さんが見事勝利を手にしました。
まず、復活した交流クラスでいろんな仲間・ライバルができれば、それが何よりと思います。J:COM杯は少数精鋭、非常にレベルの高い、楽しんでできる環境も復活したわけだが、中国地方は非常に将棋の強い棋士、またアマチュアでも全国大会で活躍する人強豪が多い土地。是非、中国大会から全国大会で活躍する棋士、奨励会に入る棋士が出れば何よりと思います。
決勝戦はプロ棋士のようなレベルの高い戦いを見せていただきました。
また残念ながら負けてしまった選手の方々も、今日のくやしさを糧に将棋をこれからも続けていっていただきたいと思います。
トーナメントから決勝戦まで難しい将棋が多かったんですけど、優勝できてうれしいです。(全国大会にむけて)いい将棋が指せるように頑張ります。
日時・開催場所 | 審判長 | 解説 | 全国クラス優勝 | 交流クラス優勝 |
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2024/9/23(月・休) 広島県JAビル |
畠山鎮八段 | 北村桂香女流二段 | 白井遥都(中学2年生) | 金原煌桜(小学5年生) |
雨模様の3連休最終日、関東大会が開催されました。参加者は全国クラス5ブロック、交流クラス3ブロックに分かれ熱戦を繰り広げました。全国クラス3ブロックは武井柊一さん(小学4年生)が優勝し、見事全国大会の切符を手にしました。
トーナメント戦に先立ち、4月に棋士になられた高橋佑二郎四段(千葉県船橋市出身)にJ:COM賞が贈呈されました。「40代50代も第一線で活躍して、生涯600勝(将棋栄誉賞)することを目標にしています」と、抱負を語られました。
今日はみなさんと将棋を指したり解説をさせていただきました。みなさんよく勉強されており将棋を好きなことが伝わってきて、可能性を感じました。これから学校の勉強との両立で将棋にさく時間が少なくなってくると思いますが、今後も楽しく将棋を続けていってください。
将棋大会には色々な思い出があります。その時に出会った方々と今も協力して戦い続けることが出来ている。そういう縁を大切にして今後も将棋に打ち込んでください。
将棋は集中力、決断力、判断力、コミュニケーションなどで沢山良いことがあるので、勉強と将棋とうまく付き合ってこれからも楽しんでください。
2回戦目がいい勝負でしたが、粘り強く指してこれで優勝できたかなって思いました。全国大会では一点集中して優勝を目指したいです。
日時・開催場所 | 審判長 | 解説 | 全国クラス優勝 | 交流クラス優勝 |
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2024/9/16(月・祝) 東京都立産業貿易 センター浜松町館 |
森内俊之九段 | 佐々木大地七段 本田小百合女流三段 |
筒口陽登(中学2年生)奥田歩穂(中学2年生)武井柊一(小学4年生)亀井健太(中学1年生)高津礼音(小学5年生) | 堀内純平(小学5年生)蘇武航平(小学4年生)長尾遙之(小学6年生) |
最高気温37℃の猛暑の中、関西大会が開催されました。参加者は全国クラス5ブロック、交流クラス3ブロックに分かれ熱戦を繰り広げました。
全国クラス優勝者の1人木村橙哉さん(中学3年生)は三連覇を達成し有終の美を飾りました。
将棋を始めるときは「お願いします」、負けたときは「負けました」、終わったら「ありがとう」と言うあいさつが大切です。これが言えれば大丈夫です。この大会をとおし新しい友達を作って前を向いて歩んでください。今日は日本の将来をしょって立つ子供たちのために、大勢の大人の人が一生懸命大会を運営してくれました。本当にありがとう。
トーナメント戦は負けることも勝つこともあります。今日はみなさん良い経験になったと思います。この経験を未来にはばたく人生につなげていって欲しいです。
優勝できてうれしいです。
日時・開催場所 | 審判長 | 解説 | 全国クラス優勝 | 交流クラス優勝 |
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2024/8/24(土) 古曽部防災公園 体育館 |
福崎文吾九段 | 大橋貴洸七段 長谷川優貴女流二段 |
田畑優(中学2年生)木村橙哉(中学3年生)辻大輔(中学2年生)前田瞬佑(小学5年生)山下雄万(中学3年生) | 信貴琉生(小学6年生)高野壮佑(小学6年生)上野航生(小学2年生) |
お盆休みの最中、九州大会が開催されました。全国クラス・交流クラスのトーナメント戦はもちろん、自由に指せる親善対局コーナー等、その他の催しも大盛況の大会となりました。全国クラスでは西彩之介さん(中学3年生)が優勝し、全国大会への切符を手にしました。
終盤まで見応えのある将棋が多く、自分も見ていて本気になりました。皆さん強くなっておられ、優勝した西さんには全国大会でも良い結果を残してほしいと思います。
強い子が多く、指導対局でもとても熱心に感想戦など聞いてくれ、九州の将棋の熱を感じました。
他の大会でも優勝経験がありますが、今回九州大会という大舞台で優勝でき、自分にとってとても励みになりました。強い相手がいて試合も苦戦しましたが、自分なりの手を指すことができ、勝利に導くことができました。東京の将棋会館に行くのははじめてですが、全国大会でも、正々堂々と、自分の信じた手を指したいと思います。
日時・開催場所 | 審判長 | 解説 | 全国クラス優勝 | 交流クラス優勝 |
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2024/8/12(月・休) 福岡国際会議場 |
糸谷哲郎八段 | 石本さくら女流二段 | 西彩之介(中学3年生) | 橋口友哉(小学4年生) |
時折雨が降る中、東北大会が開催されました。東北6県を中心に新潟からも参加者が集い、熱戦が繰り広げられました。全国クラスでは昨年三位だった三浦寛人さん(中学3年生)が見事に優勝を飾りました。
トーナメント戦に先立ち、4月に棋士になられた山川泰熙四段にJ:COM賞が贈呈されました。山川四段は幼少期を仙台で過ごされ、将棋との出会いは小学1年の頃。受賞に際し「これからも研鑽を重ね良い将棋を指します」と述べられました。
高レベルの熱戦で選手の皆さんはよく頑張りました。特に決勝戦の内容は素晴らしかったです。自分も子供の頃に参加した大会が記憶に残っています。みなさんも将来今日の一日を佳き日と思い出されると思います。将棋だけでなく学校含め充実した日々を過ごしてください。
この大会は子供の頃自分も参加したことがあり、毎年楽しみにしていました。
決勝戦はどちらが勝つかわからない大変レベルの高い内容でした。
昨年の大会は三位で悔しい思いをしたが、今年は優勝という良い形で終われてよかったです。短い時間の中でも相手の打ち手を考えて指せたのが勝因だったと思います。全国大会の壁は厚いと思いますが、鍛錬を積み重ねたいです。
日時・開催場所 | 審判長 | 解説 | 全国クラス優勝 | 交流クラス優勝 |
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2024/7/27(土) 産業見本市会館サンフェスタ |
先崎学九段 | 加藤結李愛女流二段 | 三浦寛人(中学3年生) | 齋藤玲(中学1年生) |
全国7都市で開催される地区大会、今年は北海道大会から始まりました。初心者向けの交流クラスも復活しさらなる盛り上がりを見せています。全国クラスでは昨年準優勝だった梅澤満喜さん(中学1年生) が見事に優勝を飾りました。
北海道大会では雪印メグミルク株式会社にご協賛いただき、開会式ではスキー部アドバイザーの原田雅彦様から参加者たちにエールを送っていただきました。会場では勝負に勝つために欠かせない「ソフトカツゲン」やデザートなどを会場で配布いただきました。
北海道には以前にも研修会の指導対局で訪れたことがありますが、子供たちの将棋のレベルが高いなと感じています。今大会の決勝戦では最後までどちらが勝つかわからない大熱戦となりました。
大会全体を通しては攻めにまわることが多かったですが、決勝では攻めきれず、最後に粘って勝つことができました。せっかく全国大会の切符を手に入れたので優勝目指して頑張りたいです。
決勝では負けてしまいましたが、準優勝できて楽しかったです。決勝では優勢な局面が続いていたのでもったいなかったと感じています。来年も出れたら参加したいです。
日時・開催場所 | 審判長 | 解説 | 全国クラス優勝 | 交流クラス優勝 |
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2024/7/21(日) プレミアホテル-TSUBAKI-札幌 |
阿久津主税八段 | 和田あき女流二段 | 梅澤満喜(中学1年生) | 宮武航平(小学3年生) |