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第71回さっぽろ雪まつり J:COMひろば

雪まつりを知る
さっぽろ雪まつりの雪像の作り方と壊し方 いつ、誰が作るのか?

毎年多くの観光客を集める雪と氷の祭典、さっぽろ雪まつり。いまや冬の北海道を代表する風物詩となったこのお祭りですが、その歴史の始まりは古く、今からちょうど70年前にさかのぼります。

さっぽろ雪まつりの始まり

さっぽろ雪まつりの始まり

歴史の始まりは1950年、札幌の中学生、高校生が大通公園7丁目に6基の雪像を設置したことでした。大きさは3〜5メートルで、今と比べれば小さなものでしたが、ノウハウもない学生たちが試行錯誤しながら作った雪像は多くの人の心を魅了し、なんと5万人あまりの見物客が集まりました。雪合戦やダンス会、カーニバルなども実施され、第2回以降の開催からは札幌市の正式な年間行事として定着しました。

さっぽろ雪まつりで使われる雪の量は?

さっぽろ雪まつりは札幌駅近くの大通会場、つどーむ会場、すすきの会場の計3カ所で行われ、設置される雪像・氷像はすべて合わせて約200基。すべての雪像を作るのに必要な雪量は、なんと5トントラックで約6000台分にも上ります。

なかでも、大きいものでビル4〜5階相当の高さを誇る「大雪像」はさっぽろ雪まつりの目玉的な存在で、テーマも毎年さまざま。例えばこれまでにはストックホルム大聖堂やヘルシンキ大聖堂などの建造物の他、スター・ウォーズやファイナルファンタジー、バーチャルアイドルの初音ミクをかたどったキャラものの大雪像も展示され話題となりました。ちなみに、高さ15メートルクラスの大雪像は、1基制作するだけで5トントラック約500台分もの雪が使われています。

雪は約2週間かけて札幌の市内や近郊から運んできます。意外にも、除雪した雪は使われていません。不純物が混入している雪は、太陽光で雪質が低下し、崩れやすくなるという実験結果が出ているからです。他方で、純粋な雪の場合はほとんど融解が進みません。さっぽろ雪まつりでは、安全性を最重要視した結果、不純物が混入している除雪した雪ではなく、自然に積もったきれいな雪を使用することに決めたのです。

雪像を作っているのは誰?

もちろん、これらの雪像を作るのは簡単ではありません。制作には、札幌市職員、市民グループ、民間団体、そして陸上自衛隊などがあたっています。肝心の大雪像は、陸上自衛隊のなかで編成された「さっぽろ雪まつり協力団」と、さっぽろ雪まつり大雪像制作委員会が制作を担当。制作委員会が作る大雪像は、制作隊の指導のもとで一般市民の参加も可能。冬の思い出づくりとして多くの人が積極的に参加しています。

中サイズの雪像は地元の高校生や市民グループが制作し、小サイズの雪像は毎年、制作を希望する団体が実行委員会に申し込み、抽選を経て選ばれます。当選倍率は例年10倍という狭き門なので、当選したチームはその分、思いを込めて雪像制作に取りかかっています。

雪像を作っているのは誰?

雪像の制作期間は?

では、さっぽろ雪まつりで展示される雪像は、どれくらいの期間で作られているのでしょうか。さっぽろ雪まつりは例年、2月上旬から始まりますが、小・中サイズの雪像は1月7日頃から雪を積み上げはじめて制作作業に入っていきます。

大雪像の制作期間は長く、モチーフの検討は毎年7月頃から開始。9月頃から雪像の資料収集、設計、雪像モデルの制作や資材準備などを行います。そして12月下旬から木枠を組み、1月上旬にはその内部に雪を詰めて、固めていきます。1月中頃には木枠を外して全体を荒めに削っていき、その後に彫刻や化粧雪で細部を丁寧に整え、会期直前に完成に至ります。大雪像が雪まつりでお披露目されるまで、全体で半年以上もの歳月を費やしているのです。

抽選で選ばれた市民雪像の制作期間は5日間。運営側から用意される約2メートル四方の雪山で制作にあたりますが、多くのチームは制作期間中の土、日曜日を使って重点的に作業を進めています。

氷像の制作期間は?

氷像の制作期間は?

すすきの会場の氷像はさっぽろ雪まつり当日の3日前から制作を始め、氷彫刻会や司厨士協会に所属する調理師たち総勢約200人が作業にあたります。その3日間は丸々徹夜作業だというのだから驚き。彼らがチェーンソーや電動ドリル、ノコギリなどで制作する姿はとてもダイナミック。毎年多くの歩行者が足を止め、その様子に見入っています。

さっぽろ雪まつり終了後、雪像はどうなる?

さっぽろ雪まつりの開催期間はわずか1週間。1ヶ月かけて作った雪像も、倒壊事故などが起きないよう、雪まつり最終日の翌朝にはさっそく取り壊しが始まります。会期中に来場者を楽しませた雪氷像の数々は、すべて重機によって雪の山へと姿を変えてしまいます。

特に札幌市街の中心部でもある大通会場は有名な観光名所でもあり、春先には市民や観光客の憩いの場となることから、少しでも雪解けを早めるために排雪作業を行わなければなりません。雪像取り壊し後の雪の山は祭りの後を想起させ、少し寂しい気持ちにもなりますが、安全上、そして札幌市がにぎわっていくためにも致し方ないことなのです。

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