さっぽろ雪まつりとは
さっぽろ雪まつりは、札幌市の都市部で開催される雪と氷の祭典。開催期間は約1週間と長くはありませんが、ビル4〜5階ほどの高さがある大雪像が迫力満点。プロジェクションマッピングやライトアップショーも人気で、大人から子どもまで楽しめるアクティビティやご当地グルメのブースも盛りだくさんです。2019年には約274万人の来場者を記録しており、海外からも多くの観光客が訪れます。
北海道は早くも冬本番を迎えました。冬の北海道と言えば、上質な雪を目当てに国内外から旅行者が訪れますが、スキーやスノーボードなどのウインタースポーツのほかに、毎年2月上旬に開催される「さっぽろ雪まつり」も有名です。
開催は2024年2月4日(日)から2月11日(日・祝)の8日間。
本記事でイベントの見どころと楽しみ方のコツをご紹介します。
さっぽろ雪まつりは、札幌市の都市部で開催される雪と氷の祭典。開催期間は約1週間と長くはありませんが、ビル4〜5階ほどの高さがある大雪像が迫力満点。プロジェクションマッピングやライトアップショーも人気で、大人から子どもまで楽しめるアクティビティやご当地グルメのブースも盛りだくさんです。2019年には約274万人の来場者を記録しており、海外からも多くの観光客が訪れます。
さっぽろ雪まつりの歴史は1950年までさかのぼります。当時、地元に住む中・高生が大通り公園に6つの雪像を作ったことがきっかけでした。なんと、学生たちの作品に5万人の見物客が集まるという一大イベントに発展。以来、約70年の長きにわたって冬の風物詩として愛され続けています。
今では中国の「ハルビン氷祭り」、カナダの「ケベックウィンターカーニバル」と並んで「世界三大雪祭り」に数えられる“世界最高峰”の雪まつりの一つ。では、さっぽろ雪まつりではどんな雪像が楽しめるのか解説します。
さっぽろ雪まつりの作品群はバラエティに富み、2019年は「ストックホルム大聖堂」や台湾の「旧台中駅」といった歴史的建造物から、SF映画の金字塔「スター・ウォーズ」、バーチャルアイドルとして人気の初音ミクに、オンラインゲームでファンが多い「刀剣乱舞」まで、世代や趣味趣向を問わず、どんな人でも楽しめる雪像が登場しました。
そのクオリティはとても高く、精巧にできていますが、目玉となる大雪像の制作にあたっているのは、実は意外な人たち。1955年の第6回から陸上自衛隊が参加し、毎年300人規模の自衛隊員が雪の輸送を支え、大雪像を制作してきたのです。
ほかにも、さっぽろ雪まつり大雪像制作委員や札幌市職員、市民ボランティア、市民グループ、民間団体などが続々と参加するようになり、作品の数も年々増加。大小合わせて約200基にもおよぶ、ダイナミックで見ごたえのある規模になっています。
毎年2月上旬の開催ですが、2024年2月4日(日)から2月11日(日・祝)の8日間。
それではさっそく、さっぽろ雪まつりの見どころを会場別にご紹介しましょう。