
鄭成功が死んで53年後、近松門左衛門が鄭成功をモデルとしたヒーロー『国性爺合戦』を書いた。
公演は初日から爆発的な人気を呼んで大あたりした。
そのころの大坂の人口約30万の80%が竹本座に足を運んだという。
西洋の侵略、そして植民地支配から台湾を取り戻し、
歴史的英雄として語り継がれる鄭成功とは一体どんな人物なのか?
作家・写真家 昭和18年(1943)静岡県浜松市生まれ。
昭和40年(1965)慶應義塾大学文学部卒業。
産経新聞社記者・編集者などを経て作家として独立。
写真家としてもヤマハ横浜・藤沢で『モーツアルトのいる風景展』、藤沢市民ギャラリーで『四季の藤沢-人と海と街展』を開催するなどの活動をつづけている。
昭和48年(1973)小説『剥製博物館』で第5回「新潮新人賞」受賞。日本文芸家協会会員。