© 2018 GCOO Entertainment Co., Ltd
何度生まれ変わっても一途な愛を貫く男女を描き、多くの視聴者が熱狂。中国最大のレビューサイト豆瓣では、2019年の時代劇の中でもっとも高い評価を獲得した作品です。また、中国のアワード【第4回金骨朶網絡影視盛典】では“今年の優秀作品賞”を、【2020年愛奇芸尖叫之夜】では“最優秀ドラマ男優賞”と“最優秀ドラマ女優賞”を受賞し、名実ともに今の中国時代劇を代表する1作となりました。
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夸父山桃林で父親の医仙・楽伯(らくはく)から桃林の外に出ないようにと言われて育った無邪気な丹鳥族の少女、霊汐(れいせき)。ある日、桃林を抜け出して天宮へ行った彼女は偶然、5万年前に天界を魔君から救ったものの長い眠りについていた戦神・九宸(きゅうしん)を目覚めさせる。そして、九宸に仕える侍女として天宮に住むことになった霊汐は、厳しいが誇り高く情が深い彼に恋をする。ところが、彼女には封印された魔君を呼び覚ます魔の力が宿っていたのだった…。
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日本でも熱狂的なファンの多いエドワード・ヤン監督の映画『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』で鮮烈なデビューを飾り、ジョン・ウーやウォン・カーウァイなどアジアの巨匠たちに愛される演技派チャン・チェン。そんな彼が本作の製作陣からの熱烈なオファーを受け、デビュー28年目にして初のドラマ出演が実現。静と動を兼ね備えた深みのある圧倒的な演技力で、主演の九宸(きゅうしん)を見事に演じきりました。
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本作のヒロイン霊汐(れいせき)を演じたのは、中国若手4大女優と称されるニー・ニー。キャラクターの3つの変化、可愛らしさ・強さ・成熟さを見事に演じわけ、涙のシーンでは“天女の涙”とまで称されたほど。身分の差を気にせず大胆に愛を表現する九宸との切ないラブシーンは必見です!
1976年10月14日、台湾の台北市生まれ。
91年、15歳の時にエドワード・ヤン監督の『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』に主演し
本格デビュー。デビュー作にして、第28回台湾映画金馬奨の最優秀主演男優賞を受賞する。
96年にヤン監督の『カップルズ』、97年にウォン・カーウァイ監督の『ブエノスアイレス』、
00年にアン・リー監督の『グリーン・デスティニー』、08年にジョン・ウー監督の『レッドクリフ』
シリーズなど、アジアを代表する監督作へ立て続けに出演し、世界的に注目を浴びる。
18年には、第71回カンヌ映画祭コンペティション部門の審査委員と、第21回上海国際映画祭金爵賞の審査委員に選ばれた実力者。
同年、「運命の桃花~宸汐縁~」で、初めてのテレビドラマ出演を果たす。
父は名優のチャン・グォチュー。
制作チームと会議をしたときに、彼らが参考資料をたくさん用意してくれて、脚本と物語に関しても詳しく紹介してくれました。プロデューサーと本作の全体のプランについて話した後、僕はかなり安心することができました。内容も今までのものとは違う神様のラブストーリーで、僕自身も物語の展開の仕方が好きなので、出演を決めました。
撮影中僕は特に自分が「ドラマを撮影している」とか「映画を撮影している」と感じることはありませんでした。ドラマと映画の撮影の仕方は確かに違います。ドラマの方のテンポがより速い、シーンがより多い、シーンとシーンの間の感情の調整もより非線形的ですが、撮影前にちゃんと脚本を読んで事前準備をして、そして現場で調整することで、一週間から二週間でこのテンポに慣れることができました。
脚本を読んだときに、九宸はユーモラスで面白い人物だと感じましたが、彼は戦神でとても強く経験が豊富な武将でもあるので、この人物の性格については多層的な認識でした。監督と現場でキャラクター設定について色々と討論していました。違うスタイルでコメディな感じで表現するか、基本のやり方で表現するか、とか。最終的に監督はこのキャラクターを威厳のあるツンデレCEOな感じにすると決めました。そう演じたほうが彼が偉い神様である雰囲気が出せるので。僕も演じる際に、このキャラクターを立体的に明確にするためにはどう演じるか、またユーモアも入れて視聴者が思わず笑ってしまうように意識していました。
九宸は「静で動を制す」タイプで、人には穏やかな印象を与えます。彼は心の中では細かいことや感情に対してかなり念入りですが、このような感情はあまり外に出さず、周囲に気づかれないようにしなければいけません。この部分の表現が面白いです。監督や撮影監督の協力と討論で、僕らは頑張って九宸の内心の動きを視聴者によく見せる努力をしました。
人物の恋愛に対して一番純粋な面を表現するのは、とてもスウィートで美しいことです。九宸は見た目が不愛想ですが、恋愛に対してはかなり純粋で、萌える心を持っています。こういうスウィートでロマンチックなラブストーリーは、視聴者の心を掴みます。
僕自身とはかなり違います。僕の性格は割と外向的ですが、九宸は割と冷たくて距離感のある人です。
ニー・ニーさんはとても真面目で勉強熱心な女優さんです。以前共演したことがあるので、共演することに対しては安心です。ニー・ニーさんの感情は内面から外に出ていくような表現なので、(彼女が作った)キャラクターは共感を呼びやすくなります。今回彼女が演じる霊汐も彼女の実力を発揮できるキャラクターです。霊汐は彼女が演じて、九宸は僕が演じることで僕は安心です。共演する時も心が通じ合っていて、視聴者にこの二つのキャラクターの間のスパークを見せることができます。
撮影現場はとても面白かったです。物語の展開やニー・ニーさんが感情的になるシーンが僕の印象に残っています。私たちが共演したすべてのシーン、第一世と第二世の別れから最後のエンディングを含め、私たちの感情がとても激しく濃くて、これらのシーンの共演ではとても満足でスパークがいっぱいでした。
キャストのたくさんの方とは僕が初めて共演させて頂きました。皆さんそれぞれ凄い方々で、強く印象に残っています。キャラクターは正義の方にいるのもあれば、悪役もありますが、みんなしっかりと演じられました。キャストたちとの共演はとても楽しくて、彼らの演技を見て僕も勉強になりました。彼らとの共演も安心ですし、プライベートでもみんな仲がいいです。
九宸と霊汐のラブラブシーンです。例えば桃林の橋の上での幾つかのシーン。これらのシーンで九宸は割とリラックスして明るいので、いつもみんなの前でのイメージと違っています。感情を素直に表現し、可愛くて、スウィートです。
僕が好きなのは辛くて泣ける恋愛の部分です。霊汐との間の誤解によって起きた悲しい出来事で、物語は展開していきます。
自分で選ぶことができるなら…僕は雲で移動できる能力が欲しいです。雲で世界中の行きたいところまで行けます。
本作は神様のラブロマンスです。神様の恋愛を描いていますが、とても重層的な感情が含まれています。僕は九宸と霊汐の愛がとても好きです。監督と脚本家のリードで、視聴者は本作でとても愛し合っている恋人同士を観ることができるし、共感もできると思います。
僕自身は集中力を一番大切にしています。落ち着いて自分が演じるキャラクターに入り込むことを一番重視しています。例えば今日演じるのは重い感情、あるいは今日演じるのはコメディなキャラクターとか、なるべくキャラクターに集中して、キャラクターのテンションを最大限発揮し、視聴者にキャラクターのギャップを見せることができます。感情を調整するスピードと感情の瞬発力は自分自身の集中力からなので、十分集中してからこそ演技を精確にできます。
それぞれの作品は僕と緊密にかかわっていますし、それぞれの作品が一つのターニングポイントです。中では特に幾つかの作品、例えば『愛の神、エロス』は当時の僕にとってとても重要な作品です。この作品は僕を一人の青年からもっと成熟した穏やかなイメージにさせてくれました。もう一つは『レッドクリフ』です。本作は僕に様々なキャストに出会わせてくれて、この方々との共演で僕は成長しました。そして本作は僕の初めて正式的な時代劇作品なので、僕にとってはとても重要な経験でした。
幸せな瞬間は実は簡単に手に入れられます。ちゃんと生活して、ちゃんと仕事をして、幸せな瞬間は簡単に感じられます。そうしている瞬間はそんなに楽しくなくても、努力した後の幸せな感情は手に入れることができます。
挑戦性のある作品に出演したいです。新しい作品で世界各地の視聴者に会いたいです。
日本の皆さん、こんにちは。チャン・チェンです。久しぶりに日本で皆さんに僕の新作を見て頂くことができます。皆さんが今回贈る「運命の桃花」を好きになっていただければ幸いです。本作は神様のラブロマンスで、東方の伝統美学がたっぷり入っている作品です。この中には感動するラブストーリーがあります。僕が演じる九宸は戦神で、彼は仙女である霊汐と恋に落ちました。九宸と霊汐とのラブストーリーを早く日本の皆さんにご覧頂きたいです。
1988年8月8日、中国江蘇省生まれ。
2011年に、チャン・イーモウ監督作『ザ・フラワーズ・オブ・ウォー』(日本未公開)での高い演技力が評価され、「アジア・フィルム・アワード新人賞」を受賞。世界的な名声を獲得する。
中国での「SK-II」イメージキャラクターや、人気雑誌の表紙にも抜擢され、無邪気な笑顔から妖艶な表情まで、作品のたびに違った表情で世間を魅了している。
13年、中国の「新・若手4大女優」を決めるアンケート投票では、アンジェラベイビー、ヤン・ミー、リウ・シーシーらと並んで、「中国若手4大女優」の一人と呼ばれるまでになっている。ますます活躍の場を広げ、今後も目が離せない最注目の女優。
最初はキャラクターに惹かれました。このキャラクターは三つの段階を経験するので、俳優にとってはかなりのチャレンジになります。そして全体のキャスト陣と制作チームも魅力的です。以前チャン・チェンさんと映画で共演したことがあり共演シーンは多くありませんでしたが、彼がとても優秀な俳優であることはよくわかりました。だから本作を通して彼から勉強しなきゃと思いました。また、制作チームもとても頼りになると感じました。責任を持っていいドラマに出来ると思ったので、出演を決めました。
第二段階の林黙は発話障害があるので、手話で演技をしなければいけませんでした。なので、手話を流暢に慣れているように見せるために事前に手話を勉強しましたね。
撮影が始まる前に手話の先生に手話のシーンをすべて録画してもらい、それを見ながら練習しました。実は手話は声に出すセリフよりもずっと難しいんです。口で台詞を話すより手話での演技の方が、体や表情の表現がもっとはっきり見えます。その時に私が集中できていなかったり、演じながら手話のやり方を考えてしまっていたりすると、それは視聴者にはバレバレなんです。
そのため私は事前の準備で、林黙を演じるときは手の動きを忘れるほどになろうと思いました。彼女は子供の頃から手話でコミュニケーションを取っていますからね。手話に慣れている感じを出せるよう頑張りました。
おっしゃる通り、このキャラクターは三つの段階を経験しています。第一段階の霊汐は、素直でストレートな性格です。第二段階の林黙は手話でコミュニケーションを取っているので、変化をうまく表現するため、林黙は優しくて静かな感じで表現しました。それだけでなく、彼女は勇敢で独立していて生活に希望を持っている女の子だとも思います。そして第三段階で、成長した霊汐には責任が増えています。
そうは言っても、三つの段階を全く変えるわけにもいきません。それはあまりリアルではないからです。だから三つの段階の役づくりに関して私が特に意識したのは、どの段階を演じるときにもちょっと似ている感じを加えることです。例えば第三段階の霊汐の九宸に対する態度には第一段階の雰囲気も入っています。彼女が上神になっても、好きな男性に対して純粋な部分は変わらないと思うからです。
三段階とも私自身に似ている部分があると思います。ハハハハ。
実を言うと、私は演技で一番大変なことは演じることと役に対する誠実さだと考えています。相手の言葉を聞き、自分の演じる役がその言葉に対して本当にそのように反応することができるか、それが大事です。
集中力をずっと途切れさせないことも一番難しくて、一番大変だと思います。特に「運命の桃花~」のように撮影量がヘビーで、撮影前に準備しなければいけないことも多いと…。一日の撮影量が多くて充分な休憩を取れない時でも、ハイテンションを保たなければいけず、ハイテンションで一つ一つのシーンと向き合わなければいけないことがかなり難しくて大変でした。
彼はとてもプロ意識の高い俳優です。この点について私は非常に感心しています。彼がこの役のためにどんなことを考えていたのかは分かりませんが、毎回共演するたびに言葉にならない魅力を感じていました。
例えば彼のクローズアップでは、視聴者はとても充実したレベルの高い演技を見ることができます。また、彼は顔の五官で役の重層的な表現をすることが得意です。これはとてもいいことだと思います。
そしてこれは、彼が裏で役づくりの為に行っている努力に繋がっていると思います。
チャン・チェンさんはずっと私の憧れている俳優さんです。彼と共演した時に、彼はとても顔の五官で演じるのが得意な俳優さんだと思いました。彼の演技はとても成熟していて、彼と共演することで私は色々と勉強になりました。
一番印象に残っていることは、私たちは二人ともその場で感じるタイプの俳優なので、アドリブ演技がいっぱいあったんです。私はこういう演技がとても好きです。お互いに突然うまれる演技のわくわく感を与えあうことができるので。
脚本を読みながら相手がどう演じるかを想像するのですが、私は撮影現場で相手が予想通りの演技ではなかった時、または相手がとても特別な演技をした時に「面白い!」と思うんです。こういう“予想外”の演技を受けて、私もちゃんと演技を返すことができれば、ものすごくいいシーンになります。
劇中に九宸が霊汐の耳たぶをつまむシーンがあるのですが、実はあのシーンは私たちがアドリブで作った繊細なシーンなんです。あのシーンがとても印象に残っています。
実はロマンチックなシーンより辛いシーンのほうが多いですよ。ハハハ! 林黙と九宸が亭の中で雨を見るシーンがロマンチックだと思います。
タイムスリップ能力が面白いと思いますね。
本作は何回見ても面白いドラマだと思います。私たちは上質な作品にすることを大切にしていたので、キャスト陣の演技に対する努力も、服装、メイク、セットのデザインも、監督の演出も、みんな一人一人入念に働きました。本作を観るときに、ぜひ私たちの繊細で念入りな仕事と作品の素晴らしさに注目して頂きたいです。
キャラクターですね。キャラクターが私を惹きつけるがどうかです。
一つ一つの出演作が私の印象に残る部分があります。自分が演じたキャラクターも、共演したキャストも、一緒に働いた制作チームも、一つ一つの作品がみんなの共同の努力で作り上げたものです。評価がどうと言っても、私にとっては入念に創作した作品で、大切な作品ですね。
仕事で幸せを感じる瞬間は私が演じたキャラクターがみなさんに好かれることです。日常生活で実は私はつまらない人で、家でぼーっとするのも幸せだと思います。
健康な食事と十分な睡眠です。働くことと休むことのバランスと栄養のバランスですね。
今までやったことがないことをやりたいです。たくさんあります。ハハハハ。
日本の皆さん、こんにちは。ニー・ニーです。私たちの「運命の桃花~宸汐縁~」を好きになって頂ければ幸いです。