「孤独のグルメ」だけじゃない!テレビ雑誌編集者おすすめ“飯テロ”注意のグルメドラマ8選【2020年秋】

2020.8.26.wed

画面いっぱいに広がる料理。立ちのぼる湯気。箸を運び、恍惚(こうこつ)とした表情を浮かべる主人公――。いても立ってもいられず、キッチンやコンビニに駆け込んでしまう危険をはらむ、グルメドラマ。大げさでなく、いま、「食」と向き合うこととは、すなわち、生きること。津々浦々の旬の味覚に舌鼓を打ったり、たいせつな仲間と晩餐を囲んだりする日常の素晴らしさをかみしめている人も多いはず。そんな日が再び訪れることを祈りつつ、2020年秋にCSチャンネルで一挙放映する番組を、じっくり味わいましょう。

きのう何食べた? (2019年)

きのう何食べた?
  • 出演:西島秀俊、内野聖陽ほか
  • 映画・チャンネルNECOで9/19(土)に12話連続放送
  • 「正月スペシャル2020」を映画・チャンネルNECOで9/19(土)に放送
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小さな弁護士事務所で働く弁護士・史朗(西島秀俊)と、美容師・賢二(内野聖陽)の恋人同士が紡ぐ、ほろ苦くも温かみを感じられる物語。史朗の日課は、定時に事務所を後にして、近所の安売りスーパー「中村屋」に駆け込むこと。1カ月の食費を「2万5千円以内」に抑えるべく、史朗は、特売品や、あり合わせ食材を駆使しながら、献立を瞬時に組み立てていきます。そのレシピ、メチャクチャ実用的。史朗の手際良い夕食づくりの描写には、思わずメモを取りたいポイントが溢れています。そして何よりも、二人で食卓を囲みながら過ごすシーンの尊さたるや! 賢二の、おかずの美点を事細かに言葉にして褒めた直後に放つ「美味し~い♪」は、見ているこちらも史朗の気持ちが乗り移り、「おお、つくった甲斐があったよ!」と嬉しくなってしまうほど。性的少数者として生きる葛藤、親とのすれ違いなど、抱えるほろ苦い思いも丁寧に描いています。よしながふみ原作の大人気マンガをドラマ化。

絶メシロード

絶メシロード (2020年)
  • 出演:濱津隆之、酒井若菜、山本耕史ほか
  • チャンネル銀河 歴史ドラマ・サスペンス・日本のうたで9/5(土)に12話連続放送
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大ヒット映画「カメラを止めるな!」で一躍、有名俳優となった濱津隆之が扮する中年男が、週末限定・車中泊で、絶滅間近の料理を求め旅に出る冒険譚――それが「絶メシロード」です。どこにでもいるごく普通のサラリーマン・須田民生(濱津)が、日々の生活のなかで感じたストレスを発散すべく見出した新しい唯一の楽しみ。それは、絶滅しそうなメシ「絶メシ」を求めて旅に出ること。旅の期限は、金曜の帰宅後から、酒井若菜扮する妻・佳苗と娘が、好きなアイドルグループのライブ遠征から帰ってくる土曜日の夕方まで。「誰も誘わない、誰も巻き込まない、そして予算はお小遣いの範囲内で」。それを守って全国を車1台で駆け回る。行かなければ何があるか分からない。プレハブ小屋で困惑しつつも出会った「肉うどん」、山間のレトロ感漂う店で出会った「オムライス」。もう味わえなくなるかも知れないメニューへの愛がこもった物語です。

今夜はコの字で (2020年)

今夜はコの字で (2020年)
  • 出演:中村ゆり、浅香航大ほか
  • 映画・チャンネルNECOで9/22(火)に12話連続放送
  • 放送情報はこちら

酒の味を知り尽くした者だけが行き着く場所。それは、ディープな「コの字型カウンター」。そんな世界に一度足を踏み入れれば、大人の階段を一気に駆け上り、そして戻ってこられなくなりそう。東京一円に点在する、そんな「コの字酒場」を舞台に、中村ゆり・浅香航大がW主演で繰り広げる異色のグルメ&恋愛ドラマが「今夜はコの字で」です。広告代理店で働き、会社と自宅を往復するだけの多忙な日々を送る吉岡としのり(浅香)は、ひょんなことから憧れの先輩・田中恵子(中村)に再会。フードコーディネーターとして活躍する恵子から「いまのあなたに必要な場所」として吉岡が教えてもらったのが、まさに「コの字酒場」。勇気を振り絞って暖簾をくぐってみると、そこには今まで知らなかった世界が広がっていて――。十条、赤羽、神楽坂、新橋と、「酒仙」の域に達した客ばかりの集う数々の名店が登場し、お店の大将が実際に登場する場面も。酒場の喧噪や香り、自宅で味わえます。

ワカコ酒(2015年)

ワカコ酒
							(2015年)
  • 出演:武田梨奈ほか
  • シーズン5を映画・チャンネルNECOで9/21(月)に12話連続放送
  • 放送情報はこちら

「孤独のグルメ」の系統を感じさせつつも、アルコール濃度がググっと増すのが「ワカコ酒」。新久千映による大ヒットマンガが、武田梨奈の初主演で実写化されました。武田といえば、空手の瓦割りで世間をアッと言わせた女優。からっとした彼女の魅力が存分に活きた作品となっています。「酒呑みの舌」を持って生まれた26歳の会社員・村崎ワカコが、今宵も酒場をさすらいながら、ひとり酒を堪能。お酒と料理の相性がピッタリと重なった瞬間、全身が高揚感に包まれて、ワカコの口からは、思わず「ぷしゅー」と感嘆の吐息が漏れてしまう……。そんなシーンが毎回のクライマックスです。「Season5」まで制作される人気作となり、今回放映の「5」ではラサール石井、武田鉄矢など、一癖も二癖もあるベテラン陣がゲスト出演。行きつけの居酒屋の大将を野添義弘、ワカコを気に掛ける店員を鎌苅健太が演じ、飲みっぷり豪快なワカコの脇を固めます。エンディングにはお店や料理、お酒の紹介も。

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