関東
○○に注目するとより一層楽しめる!
お祭りや花火大会、神輿や山車の祭りを、いつもより面白く、そして興味深く観られるようになるオススメの注目ポイントをご紹介。
放送終了しました
写真提供:高崎市
打上げ総数約1万5000発!北関東最大級の花火大会として、例年数十万人の人が訪れる「高崎まつり大花火大会」。参加する花火業者のひとつ“菊屋小幡花火店”は地元高崎の老舗で、全国花火競技大会「大曲の花火」で内閣総理大臣賞を受賞した経験を持つ。花火師さんが丹精込めて作り、打ち上げられる花火は1つ1つがキレイで華やかなのはもちろんのこと、短時間でテンポ良く上がる花火が空を彩る演出は必見。全国トップクラスの職人の技に注目だ。
「高崎まつり大花火大会」は高崎まつりの初日の夜を飾るビッグイベント。この“高崎まつり”自体とても面白い祭りだ。多くの“山車”が出ることが印象的なのだが、実は伝統的な寺社の祭礼ではなく、あくまでも市民まつりなのである。“市民が創り、市民が楽しむ祭り”として地元青年団体や有志によりスタートした高崎まつりは、今では花火・山車・神輿の3本柱をもつ「みせるための祭」として定着。地元文化の担い手はもちろん、祭りを観に行く人も主役となれるのが高崎まつりの魅力だ。だるまで有名な高崎市ならではの「巨大だるまみこし」、飛び入り参加もできる盆踊り、和太鼓、阿波踊りなど多彩なイベントが凝縮されていて、誰もが観て、参加して、楽しむことができる。
記事作成:オマツリジャパン
放送終了しました
写真提供:南越谷阿波踊り振興会
日本三大阿波踊りのひとつ「南越谷阿波踊り」は、約70万人が訪れる越谷最大級のイベントだ!徳島出身で越谷市に本社がある会社の社長が、越谷市への恩返しの一環として呼びかけ始まったのが南越川阿波踊りの始まり。今では約80の連6500人の踊り手が参加する街を代表する一大イベントになった。踊り手のグループである“連”のひとつ「南越谷商店会 勢連」は、徳島県で開催される「全国阿波おどりコンテスト」で同大会史上初の二連覇を果たしたことがあるなど、南越谷阿波踊りの実力は折り紙付き。
阿波踊りといえばお囃子にあわせて隊列を組み、踊り手たちが次々と街を練り歩く「流し踊り」のイメージが強いが、照明演出と合わせて踊る「舞台踊り」、ステージや広場で行う「組み踊り」、踊り子たちが囲う輪の中で即興で踊る「輪踊り」といった様々な魅せ方がある。南越谷阿波踊りでは、市内の各会場でそれぞれの演舞を楽しむことができる。どの演舞にもそれぞれの魅力があるので、お気に入りの連や会場を探しながら観るのも楽しい。
記事作成:オマツリジャパン
放送日:10/7(土)18:00〜20:30 生中継 ※荒天順延10/8(日)
写真提供:こうのす花火大会実行委員会
正式名称は、「燃えよ!商工会青年部!!こうのす花火大会」。その名が示すとおり、地元商店・企業の経営者、次期経営者の若者で構成される「鴻巣市商工会青年部」が、ボランティアで地域の商工業の発展と子どもたちに夢や希望を与えたいと願い主催する花火大会。行政主導での開催ではなく、地元の事業所を一軒一軒まわり協賛金を集めることからスタートし、企画・運営から大会終了後の清掃に至るまで、その全てを約40名の青年部員がこなすという全国でも類を見ない100%手作りの花火大会だ。今では多くの子どもや団体などのボランティアスタッフが市内から集まる、市民参加型の花火大会となり、秋の夜の一大イベントとして鴻巣市に定着している。
なにかと初の試みが多い花火大会としても有名であり、広い荒川の河川敷を活かしたスケールの大きい花火大会としても知られているが、なかでも2014年には世界一重い四尺玉を打ち上げ、話題をさらった。この四尺玉の打ち上げはギネス世界記録に認定され、「日本三大花火大会」に肩を並べられるような勢いでやっていきたい!という主催者の思いが結実した快挙といえるだろう。今では打ち上げ発数約20,000発、観覧に訪れる人は60万人を記録するなど、堂々たる花火大会に成長。会場にはキッチンカーも多数登場し、食のフェスのようにも楽しめる。華麗な音楽と打ち上げ花火とのマッチングも大きな魅力のひとつだろう。
放送日:10/15(日)18:30〜20:30 生中継 ※再放送あり
写真提供:川越市観光課
川越まつりは江戸の天下祭(神田明神、赤坂日枝神社の各祭礼の総称)の影響を強く受けて発展し、祭で曳き出される山車の形も天下祭の流行を敏感に感じ取りながら変化していった。精巧な人形を乗せた絢爛豪華な山車が、小江戸川越の象徴である蔵造りの町並みを中心に、町中を曳行される。何台もの山車が辻で相対しすれ違うさまは、そのスケールの大きさも相まって見物客を圧倒する。
川越まつり最大のみどころは「曳っかわせ(ひっかわせ)」。向かい合う数台の山車が、囃子(笛、太鼓、鉦、踊り)で競演し、まつり人たちは提灯を高々と振り上げ、歓声を上げる。特に夜の「曳っかわせ」は最高潮の盛り上がりを見せるので必見!
江戸の天下祭の様式や風流を今に伝える貴重な都市型祭礼として370年の時代を超えて守り、 川越独特の特色を加えながら発展してきた川越まつり。平成17年(2005年)、「川越氷川祭の山車行事」として国指定重要無形民俗文化財となり、また平成28年(2016年)には、「川越氷川祭の山車行事」として、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に登録された。新河岸川の舟運によってリアルタイムに入ってくる江戸の風流、風俗を取り入れながら、徐々に祭礼を発展させてきた川越。現代の祭礼儀式、しきたりも、文化・文政時代の申し合わせがルーツといわれている。まつりに華を添える笛、太鼓、鉦の音、軽やかな踊り手の舞に魅了されること請け合いだ。
いつもの祭り、花火も少し見方を変えると、新しい発見があったり、歴史や伝統にも思いを馳せることができ興味深く感じられるのではないだろうか?今年の夏はケーブルテレビJ:COMで祭り、花火を楽しもう!
2023年9月29日(金)更新