関東
祭り、花火は夏だけでない!?いよいよ11月4日(土)は全国的にも知名度の高い花火大会“土浦全国花火競技大会”が開催。
大会の模様は、J:COMチャンネル、J:テレ、ケーブル4Kで生中継!
このコラムでは、番組をより楽しめるよう土浦全国花火競技大会の見どころをご紹介します。
写真提供:土浦市
茨城県土浦市で開催される「土浦全国花火競技大会」は、長岡まつり大花火大会(新潟県)や大曲の花火(秋田県)と並ぶ日本三大花火大会のひとつに数えられる。唯一関東で開催されることもあり、75万人もの観客を集めるなど人気が高い。
土浦全国花火競技大会が人気の花火大会となっているのはなぜなのか?東京都周辺からであれば車でも公共交通機関でも日帰りが可能なアクセスの良さで、豪華なワイドスターマインが見られるのも人気の理由であろう。しかしやはり忘れてならないのは、この花火大会が全国の花火業者が技を競いあう「競技」花火大会であるということだ。
写真提供:土浦市
花火競技大会は、打ち上げられた花火が審査される「競技」がプログラムに含まれているのが特徴だ。なかでも土浦全国花火競技大会と“大曲の花火”として有名な秋田県の全国花火競技大会の2つの大会だけが、総合優勝として“内閣総理大臣賞”が授与される由緒ある大会だ。参加する花火業者たちが優勝を目指し、腕によりをかけて作った珠玉の作品を見られるのが花火競技大会の魅力というわけだ。
また、土浦全国花火競技大会では1959年の大会から“スターマイン”部門を独立させているのが特徴で、スターマインの日本一を決めるとも評されている。
(左から)
10号玉の部、スターマインの部、創造花火の部
写真提供:土浦市
土浦全国花火競技大会では、「10号玉の部」「スターマインの部」「創造花火の部」の3つの競技部門が設けられている。
丸く美しくひらく割物花火。“10号”というのは花火の大きさを指しており、直径30cmの玉を330メートル上空まで打ち上げ、直径300mの大輪を咲かす。スターマインにせずとも単体で存在感がある10号玉は、昔から多くの職人が技を磨いてきている花火の王道。形や色、開くタイミング、歪んでないか、燃え尽き方が揃っているかなどが審査のポイントとなる。
“速射連発”花火と表現することもあるように、いくつもの花火を組み合わせ、音楽と合わせて打ち上げるなど華やかな演出が特徴のスターマイン。打ち上げ区画の広さや花火の数、“筒”の数、時間といった規定の中、速射連発花火の演出が繰り広げられる。テンポ感や音楽との相性、タイミング、作品名が表現されているか、色彩などが審査のポイントだ。
決まった“型”にとらわれず斬新なアイデア、新しい技術が評価される創造花火。キャラクターやハート型、文字など球状ではない様々な形・色合いの花火が特徴。5号玉7発と決められた規定の中で、創造的・独創的な表現がなされているかがポイントとなる。
また、いずれの部門でも低空での開花、燃えカスの落下など保安上の減点項目があり、花火の華やかさだけでなく安全性も審査の対象となる。
写真提供:土浦市
11/4(土)17:00〜20:15 生中継
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2023年10月27日(金)更新