フリースタイルスキー
北京2022オリンピック

フリースタイルスキー

スピードが求められる「アルペンスキー」とは違い、ターンやエアといったスタイルやテクニックが重要になってくる競技。1992年のアルベールビル五輪で正式採用され、世界各国で親しまれるようになった。「スキークロス」や「ハーフパイプ」など、次々と新しい種目が導入。今大会から、「男女ビッグエア」と「エアリアル混合団体」が加わることに。種目名に“フリー”とついているだけに、これからもどんどん進化していくスポーツとして注目を浴びている。

競技期間
○○○
競技会場
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競技の見どころ

冬季オリンピックでは、カナダとアメリカがそれぞれ25個ずつメダルを獲得し、他国を一歩も二歩もリードしている。
メダルの総数が示す通り実力は互角だが、カナダのほうが金メダルの数は多い。
今大会はどちらが多くメダルを獲得するのか注目したい。

フリースタイルスキー界のトップといえば、男子では前回の平昌五輪モーグルの金メダリストであるカナダのミカエル・キングスベリー。
モーグルのスキーヤーとして優れていることを裏付けるかのように、フリースタイル世界選手権での獲得メダル数も男子の歴代最多を誇っている。
北京でも、世界に敵なしの圧倒的なパフォーマンスが見られること請け合い。

一方、女子の方ではフランスのペリーヌ・ラフォンが“女王”として君臨している。
フリースタイルのワールドカップにおいて、そのシーズンで最も成功した選手に与えられる“クリスタルグローブ”を2回受賞している彼女の演技から目が離せない。

競技種目一覧

(男子、女子)エアリアル
モーグル
スキークロス
ハーフパイプ
スロープスタイル
ビッグエア

(混合)エアリアル混合団体

出場日本人選手一覧

(男子)堀島 行真(男子モーグル/岐阜県/平昌)
杉本 幸祐(男子モーグル/静岡県/初出場)
原 大智(男子モーグル/東京都/平昌)
松田 颯(男子モーグル/京都府/初出場)
須貝 龍(男子スキークロス/新潟県/初出場)
古野 慧(男子スキークロス/新潟県/初出場)

(女子)川村 あんり(女子モーグル/東京都/初出場)
冨高 日向子(女子モーグル/東京都/初出場)
住吉 輝紗良(女子モーグル/北海道/初出場)
星野 純子(女子モーグル/新潟県/ソチ)
鈴木 沙織(女子ハーフパイプ/山形県/平昌)
近藤 心音(女子スロープスタイル、女子ビッグエア/長野県/初出場)

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競技ルール

「モーグル」競技の舞台はコブが設けられた急斜面。各選手は滑り降りながら2カ所でエアトリックを行う。審査員はターン、エア、タイムの3要素を採点。合計点数によって順位が決まる。

「エアリアル」専用のジャンプ台から飛び出し、空中での演技を競う種目。ジャンプの高さ、技の難易度や完成度、着地の精度などが採点の基準になる。

「スロープスタイル」800~1000mぐらいのコースにジャンプ台やレールなどの障害物が設置され、それを生かしながらトリックやジャンプによる演技で得点を競い合う。完成度をはじめ、難易度、大きさ、バラエティー度、独創性といった幅広い要素を基に点数がつけられる。予選は2回、決勝は3回滑走。

「ハーフパイプ」パイプを半分にカットしたような斜面を滑走しながら、左右の壁を利用してトリックを行う。ジャンプの高さと繰り出す技の難易度や完成度が採点のカギに。選手によって特徴や戦略が違う点が魅力。

「スキークロス」複数の選手が同時にスタート。カーブやジャンプ台などを設置したコースを滑走し、着順を競う。※予選はタイム順。

「ビッグエア」反り立ったジャンプ台から空中高く飛び出して、大胆なアクロバティック演技を披露。エアトリックの高さや距離、難易度、完成度が採点の対象となっている。100点満点で評価され、転倒すると最大30点減点。

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