林 琴奈の
試合を支配する
テクニックを見よ!
昨季のSVリーグでは大阪マーヴェラスの優勝に貢献し、レギュラーシーズンMVPに輝いた。
安定感のあるサーブレシーブ、鉄壁のディグ。そしてスパイカーとしては小柄ながら得点能力も兼ね備える。
針の穴を通すような正確なコントロールで鋭いスパイクを決めたかと思えば、
相手ブロックを巧みに利用してブロックアウトを奪ったり、絶妙なタイミングでフェイントを落としたり。
多彩なテクニックを駆使する、相手にとっては非常にやっかいなスパイカーだ。
加えて、数字には表れない部分でも、ブロックフォローやつなぎのプレーでボールを落とさず、
時には巧みに間を作るなど、コート内がスムーズに回るようコントロールし、すべてのプレーにセンスが光る選手。
今年の夏は久しぶりにマーヴェラスで鍛錬を積み、特にオフェンス面を強化。
トレーニングでパワーアップを図り、そのパワーをスパイクにつなげるスイングや体の使い方を追求してきた。
今季に向けては「これまではディフェンス面を注目されていたと思いますが、
今季は難しいボールでも得点を取れるように、よりパワフルに、いろいろな決め方ができるよう頑張りたい」と
意気込みを語った。
text by 米虫 紀子 (Noriko Yonemushi)

