埼玉上尾メディックス
岩崎 こよみの
安心感を与える
司令塔のどっしり感
を見よ!
スパイカーからセッターへの転向、アキレス腱断裂の大怪我からの復活、
所属チーム(パイオニア)の廃部、イタリア・セリエAへの移籍。昨年は35歳にして初めて五輪に出場した。
そうしたすべての経験が岩崎のどっしり感につながっている。広い視野でコートを見渡して冷静に攻撃を選択し、チャンスがあれば得意なツーアタックを打ち込み自ら得点を奪う、攻撃的なセッター。
どんな状況でも泰然自若として表情を変えず、それが周囲を落ち着かせる。
チームメイトにとって、司令塔・岩崎こよみがコートにいる安心感は絶大だ。
アスリートとして常に挑戦の道を選んできた、その姿勢とキャリアが唯一無二の“どっしり感”を生み出している。
‘21年5月に長男を出産し、子供を持ったことでバレーに対する考え方も変わったという。
ママさんプレーヤーはベテランの域に入りながらも、まだまだ貪欲に成長を続ける。
text by 米虫 紀子 (Noriko Yonemushi)

