NECレッドロケッツ川崎
佐藤 淑乃の
胸元に突き刺さる
サーブを見よ！
2024-25シーズンのSVリーグでは、新人ながら全体3位、
日本人選手ではトップの得点を叩き出し、NEC川崎をファイナル進出へと押し上げた。
今年の日本代表でもキャプテン・石川真佑の対角の座をつかみ、
高い打点からのパワフルなスパイクで得点を重ねた。その佐藤が特に自信を持っているプレーが“サーブ”。
今年のネーションズリーグでもサーブ部門で5位に名を連ね、
「攻撃的なサーブでしっかり点数を取ることができたのは良かった。
サーブは世界でも通用するなという感覚を得られた」と手応えを語った。
佐藤は高校2年生の時、現在のようなハイブリッドサーブを打ち始め、トスの高さや助走の方向など
様々な試行錯誤を重ね磨き上げてきた。
「自分のサーブは、相手レシーバーの胸元に刺さっていくようなサーブ。相手からすると
『アウトかな』と思うようなボールが最後にライン際に落ちるといった感覚だと思います。
少しドライブがかかっている分、速さもあるので、効果的なのかなと思います」と自己分析する。
相手の胸元をえぐるサーブで、今季もサービスエースを量産する。
text by 米虫 紀子 (Noriko Yonemushi)
