
1週間前のウェールズ代表戦とは逆の結果になりました。11月22日、世界ランキング13位の日本代表は、同12位のジョージア代表と敵地トビリシで対戦し、25対23で勝利。PGによるラストワンプレーでの“逆転サヨナラ勝ち”でした。この勝利で格上相手の秋のテストマッチシリーズは1勝4敗となりました。
ウェールズに“逆転サヨナラ負けを喫した直後の当コラムのタイトルは「カード多発でディシプリンに課題」というものでした。
ジョージア戦では秋のテストマッチシリーズで目立っていたイエローカードはゼロ。ディシプリンの改善が、土壇場で勝利を引き寄せました。
日本は後半33分にスタンドオフの李承信選手がPGを決め、リードを6点に広げましたが、終了間際にトライとゴールで試合をひっくり返されました。
このまま22対23でノーサイドのホイッスルを聞くかと思われましたが、ジョージアがボールをキープせず、自陣からのボックスキックを選択。これがダイレクトタッチとなり、日本に敵陣左でのラインアウトというチャンスが巡ってきました。
日本はもらったチャンスを逃しませんでした。「ラインアウトになった瞬間、ショートサイドでボールをキープするよりも展開した方が、相手にペナルティーが起きると思っていました」と李選手。目論見通りジョージアが反則を犯すと、ショットを選択。ゴールまで約30メートルの距離でしたが、李選手の右足から放たれた楕円球はポールの間を射抜き、劇的な“逆転サヨナラ勝ち”となりました。
試合後、エディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)は「前回のウェールズ戦と似たような終盤となりましたが、今回は最後3分のところでしっかり対応して、勝ちを取れたことは非常にうれしく思うチームの成長を感じます」と語りました。
7本のプレースキック全てを成功させ、勝利に貢献した李選手は、試合をこう振り返りました。
「チームにとっても日本のラグビーにとっても大事な一戦で、この7週間チームとして本当にハードワークしてきました。結果が出ないゲームや、自分たちで勝利を手放してしまうゲームがあった中でも、チームとして毎週毎週前進しようと、僕たちが一番心も体も痛かったですが、その中でも勝とうと準備してきました。最後に勝てて良かったです」
ジョージアに“サヨナラ勝ち“したことにより、日本は最新(11月24日時点)の世界ランキングで12位に浮上し、念願のバンド2入りを果たしました。
これにより、27年W杯オーストラリア大会は有利な組分けとなりました。1次リーグでの世界ランキング上位の強豪国・地域との対戦は1試合のみ。抽選会は12月3日にシドニーで行われます。各バンドの振り分けは以下の通りです。
<バンド1>※()の数字は世界ランキング
(1)南アフリカ(2)ニュージーランド(3)イングランド(4)アイルランド(5)フランス(6)アルゼンチン
<バンド2>
(7)オーストラリア(8)フィジー(9)スコットランド(10)イタリア(11)ウェールズ(12)日本
<バンド3>
(13)ジョージア(14)ウルグアイ(15)スペイン(16)米国(17)チリ(18)トンガ
<バンド4>
(19)サモア(20)ポルトガル(22)ルーマニア(23)香港(24)ジンバブエ(25)カナダ
エディー第二次政権のテストマッチ通算成績は、9勝13敗です。バンド1の6カ国・地域に対してはアルゼンチン以外の5カ国・地域と対戦していますが、全て敗れています。1次リーグでの対戦がないバンド2もウェールズに1勝したのみ。そうした状況を踏まえれば、バンド2に入るのとバンド3に入るのとでは大違いです。仮にジョージアに敗れていればバンド3に組み入れられていました。その意味でジョージア戦での“サヨナラ勝ち”は、同じ1勝でも、単なる1勝ではなく、2年後に向けての価値ある1勝となりました。
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