
リーグワン・ディビジョン1は、降雪の影響で1試合少ない東京サントリーサンゴリアスと三菱重工相模原ダイナボアーズを除く10チームが、レギュラーシーズン半分の9節を終えました。昨季7位のリコーブラックラムズ東京は、5勝4敗の勝ち点23でプレーオフ圏内ギリギリの6位に付けています。課題だった規律面が改善され、9試合で計80の反則数はリーグ最少です。
2月21日の第9節、晴天に恵まれた駒沢で、ブラックラムズが躍動しました。前半は浦安D-Rocksに12対14とリードを許しましたが、反則数は相手の8つ(イエローカード1)に対し半分の4つで、逆転勝ちの要因となりました。
D-Rocks戦では、数的優位の時間帯の後半5、9分に連続トライをあげ、24対14で逆転に成功します。勢い付いたブラックラムズは、21分にウイングのメイン平選手がトライエリア右隅にフィニッシュ、スタンドオフ中楠一期選手がコンバージョンキックを決めました。
だが26分にスクラムハーフのTJ・ペレナラ選手がイエローカードを受けます。不利な時間帯でも逆に相手の反則を誘い、PGで突き放しました。終盤に両チームが1トライずつ加え、41対19でノーサイド。ブラックラムズは、3トライ差以上のボーナスポイント1も含めた勝ち点5を加えました。
試合後、ブラックラムズのタンバイ・マットソンヘッドコーチ(HC)は「試合内容には非常に満足しています」と総括し、こう続けました。
「トップ6に入るためにも、ボーナスポイントを獲得できたことは非常に重要な結果でした。来週は連覇中の東芝ブレイブルーパス東京と対戦しますが、ここまで非常にいい期間を過ごせていると感じています。改めて言いますが、とてもハッピーです」
キャプテンのペレナラ選手は「一番誇りに思っているのは、パフォーマンスを継続することができていることです。それが試合に勝つにも、優勝するにも必要。小さなことをやり続けることが大事ですから」と語りました。推察するに「小さなこと」のひとつが、反則を犯さないことでしょう。規律の乱れは、即敗北に結び付きます。
今季1試合平均8.9の反則数は12チーム中最少です。振り返れば、2年前の前半戦(当時は8試合)終了時点での反則数は127。1試合平均15.9。あまりにも深刻な数字でした。
今季の反則減少の理由を、選手たちはこう説明します。
「練習の中でオフサイドは厳しく見られている。そのため全員がハーフメートル下がる意識で取り組んでいる。それが試合に出ているのかなと思います」(フッカー大西将史選手)
「前提としてオフサイドはあり得ない。練習でオフサイドをしたら罰がある。名指しされますし、“自分はそうなりたくない”という思いになる」(メイン平選手)
マットソンHCは、どう考えているのでしょう。
「選手たちが規律を意識してプレーしてくれています。特にフォワードが非常に良いパフォーマンスを続けており、それがペナルティーの減少に繋がっている。ブレイクダウンへのフォーカスに加え、レフリーにクリアなピクチャーを見せることを意識しています」
他方で課題も残ります。
「ペナルティー自体は少ないものの、まだカードの数は多い。後はそこを改善していきたい」
確かにマットソンHCの言う通りです。9試合で10枚のカードは看過できません。
後半戦は東芝ブレイブルーパス東京、埼玉パナソニックワイルドナイツ、コベルコ神戸スティーラーズ、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、東京サントリーサンゴリアスら上位陣との対戦が目白押しです。「これからタフなゲームが続く。本気でトップ6を狙えるかどうかがテストされる」とはオーストラリア代表15キャップのフランカー、リアム・ギル選手。ラフなチームからタフなチームへ。真価が問われる後半戦です。
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