
リーグワン・ディビジョン1は5月9、10日で第18節を終え、レギュラーシーズンの順位が決まりました。1位は16勝2敗で勝ち点75のコベルコ神戸スティーラーズです。プレーオフトーナメントは30日、準決勝からの登場となります。
レギュラーシーズン1位の立役者は、全18試合に出場し、フォワードながら17トライをあげ、最多トライのタイトルを獲得したブロディ・レタリック選手です。フォワード登録選手による最多トライは、リーグワンでは初、前身のトップリーグにまで遡れば15-16シーズンの安藤泰洋さん(当時・トヨタ自動車)以来でした。
レタリック選手は、ニュージーランド代表109キャップを誇る世界有数のロックです。身長204センチ、体重120キロの巨漢から繰り出すパワフルなプレーが持ち味。ワークレートも高く、チームへの献身が光ります。
10日のリーグワン第18節、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦では、トライこそありませんでしたが、前半8分と10分にスピアーズの巨漢プロップ、オペティ・ヘル選手の突破を阻むなど、守備面で貢献しました。結果、24対19で勝利し、スピアーズの本拠地(スピアーズえどりくフィールド)での公式戦連勝記録を29で止めました。レタリック選手はこの試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝きました。
レギュラーシーズンを終え、“トライ王”について問われた本人は「それよりもチームが勝つことのほうが、自分としては大事です」と殊勝なコメントを口にしました。
「(トライ数が増えた理由については)正直わからないですが、自分たちのやりたいラグビーがクリアとなり、トライエリアに近付いた時、一人ひとりが明確に役割を遂行できている結果だと思う」
デーブ・レニーHCも「トライ王になれたことは正しい場所にいることが多かったからだと思う。それは彼の働き続ける姿勢、努力の部分からきた結果」と絶賛していました。
17トライの内訳はこうです。ラインアウトからのモールが1つ、ゲインする味方のサポートに走って得たものが2つ。残りは全てトライエリア5mライン付近から持ち込んだものです。これこそは、常に味方へのサポートを怠らず、レニーHC言うところの「正しい場所」にいた証拠でしょう。
この5月で35歳になりましたが、本人は意気軒高です。
「絶対に誰にも負けたくないという気持ちで日々のトレーニングに取り組むこと。フィールド上で誰よりも一番いい選手であることは、共同キャプテンとしての責任でもある」
トップリーグ時代を含めスティーラーズに加入して5季目の今季は、スタンドオフ李承信選手とともに主将(24-25シーズンから)を務めています。
オールブラックスの一員として、苦楽を共にしたチームメイトのアーディ・サベア選手は「ガズラ(レタリック選手のニックネーム)が、素晴らしい選手というのは周知の事実です。優れたリーダーであり、優れた人間性の持ち主。オフフィールドではナイスガイですが、フィールド内では血も涙もない戦士になり代わる。対戦相手ではなく、同じチームで戦えることにホッとしています」と語っていました。
レタリック選手については、忘れられない言葉があります。「スティーラーズをトップの位置に押し戻すのが私に与えられた役割」。これは23年12月、チームに復帰した際のものです。有言実行の日が近付いています。
データが取得できませんでした


以下よりダウンロードください。
ご視聴いただくには、「J:COMパーソナルID」または「J:COM ID」にてJ:COMオンデマンドアプリにログインしていただく必要がございます。
※よりかんたんに登録・ご利用いただける「J:COMパーソナルID」でのログインをおすすめしております。