
クボタスピアーズ船橋・東京ベイの功労者がチームを去ります。さる4月7日、日本ではスピアーズ一筋10シーズンプレーした元日本代表のフランカー、ピーター・ラピース・ラブスカフニ選手が今季限りでの引退を表明しました。「ラピース」の愛称で多くの選手、ラグビー関係者に親しまれました。
忘れられないのが、日本代表が初めてW杯ベスト8進出を果たした19年日本大会での活躍です。
開幕戦のロシア戦で15対7とリードした後半6分、センターライン付近でボールをもぎ取り、そのまま約55メートルを独走するトライをあげ、初陣の勝利に貢献しました。
また1次リーグのアイルランド戦、サモア戦ではリーチマイケル主将(当時)に代わって、ゲームキャプテンを務めました。それについて、リーチ主将は「彼はボールに近い位置でプレーしているし、レフリーともコミュニケーションがすぐ取れる」と語っていました。
サモア戦では、リーチ主将がスタメン復帰したにも関わらず、引き続きゲームキャプテンを任されました。サモア戦のレフリーがラブスカフニ選手と同じ南アフリカ出身だったことも理由のひとつだったと言われています。
サモア戦では、持ち前のハードワークに加え、ゲームマネジメントでも冴えを見せました。敵陣でペナルティーを獲得すると、「まずは勝つことを優先した」と前半からショットを選択。着実に加点し、38対19のダブルスコアでの勝利につなげました。
4月21日、スピアーズのホストエリアである東京都江戸川区のタワーホール船堀で行なわれた記者会見に、ラブスカフニ選手は同じく今季限りでの引退を発表したバーナード・フォーリー選手とデーヴィッド・ブルブリング選手とともに出席しました。
ラブスカフニ選手は壇上で「チームへの愛情を感じていた。引退の決断は簡単ではなかったが、正しい決断をしたと思っている。クボタというクラブは自分のホームと呼べる地。10年間やらせてもらい、すべての瞬間が自分としては大好き」と話し、続けました。
「ここ数年は家族が南アフリカに帰って単身で過ごしていた。タイミング的には今かなと思った」
以下は、前川泰慶ゼネラルマネジャー(GM)のラピース評です。
「何でもできる人。今は1回、ラグビーから離れるという話をしていましたが、ラピースならコーチをやっても、ビジネス界にチャレンジしても、うまくいくでしょう。チームとしては、どうやって帰ってきてもらうかを考えていかないといけないと思っています」
もちろんラブスカフニ選手本人にとっても、スピアーズやオレンジアーミーへの想いは格別のようです。
「いい思い出ができたし、友人もできた。チームメイトとお互い切磋琢磨できた。オレンジアーミーの方々には、いつもオレンジ(のジャージーやシャツ)を着て、どんな場所でも応援しに来てくれた。エキサイティングな雰囲気づくりをしてくれて感謝しています。ありがとうという言葉だけでは言い尽くせない。今シーズンが終わるまで充実した時間を過ごしたい。クボタにはスペシャルな時間を過ごせてもらい、(スピアーズの)一員になることができ、光栄で名誉だし、感謝しています。クボタはラグビーだけでなく、10年いたホームだと思っているし、将来、必ずここに戻ってきます」
それを受けて前川GMは言いました。
「あれだけの選手ですから、シーズン中に来てくれるだけでも選手もコーチも喜ぶと思う。許されるならぜひ、という気持ちです」
スピアーズのレギュラーシーズンは残り3試合。第15節終了時点で3位につけ、既にプレーオフ進出を決めています。選手たちはラブスカフニ選手を始めとする功労者たちに花道を飾らせたい、と意気込んでいます。
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