
世界有数のユニークなクラブを目指す、と公言する東芝ブレイブルーパス東京が、新クラブハウス建設に向けたクラウドファンディングを3月31日にスタートしました。これは「One Team,One Place」と銘打ったプロジェクトで、建設・改修費の一部をクラウドファンディングに頼ります。これを計3回予定しています。第1弾となる今回は、6月26日までに現クラブハウスの改修費に充てる1000万円が目標額でした。しかし、既に14日時点で目標額に到達したことから、金額を倍の2000万円に上方修正し、上積みの分は新クラブハウス建設費用に充てます。
新クラブハウスは、東京都府中市の東芝府中事業所内にある現クラブハウスと天然芝の練習グラウンドを挟んだ場所に建設します。2階建てで床面積は約3000平米。2027-28シーズン開幕前の竣工を目指し、総工費は数十億円規模と見積もっています。
現クラブハウスは、向井昭吾監督の下、日本選手権3連覇を達成した1998年に竣工しました。それから30年近くが経ち、建物は老朽化しています。加えて選手ロッカーは50個と少なく、今季開幕時点での52人の登録選手数を下回りました。
新クラブハウス完成後は、老朽化した現クラブハウスを改修し、ジュニアチームやファン向けの施設にリニューアルする予定です。「エントランスの部分をヒストリールームにできれば、動線としては綺麗だと考えています」とは運営事業部の望月雄太氏。ジュニアチームやファンがクラブの歴史に触れ、グラウンドに向かう動線をつくりたいという意向です。
以下は薫田真広社長兼ゼネラルマネジャー(GM)のコメントです。
「今までのファンの方々と、これからファンになっていただく方々をどうつないでいくかがひとつのテーマ。『ともにつくっていく』ということが、今回の目的でもあります。これは構想段階ですが、開かれた空間にするために新たな門をつくることを検討しています。事業所というイメージを少し変えていきたい」
現状、東芝府中事業所内に正門と南門と2つの出入り口があり、セキュリティの観点から練習グラウンドには誰でも出入りすることはできません。手本とするのは、同じリーグワンの埼玉パナソニックワイルドナイツの練習場です。熊谷文化スポーツ公園内にあるため、誰もが見学可能です。
今回のクラウドファンディングの返礼品の中には「門外不出」(薫田社長兼GM)という歴代公式戦ジャージー、クラブハウスに掲額されているネームプレートなどのグッズ類に加え、現役選手やOBとのゴルフコンペ参加権など体験型の商品が揃っています。
中でも特筆すべきは「レジェンド夢シリーズ」です。「一緒にラグビー」「一緒に試合映像観戦」「筋トレパターン」の3種類からなり、OBで現ブレイブルーパス事業部運営部の望月氏、松田努氏、チームアンバサダーの大野均氏の3人のうち1人を指名し、一緒にラグビーやトレーニングなどを体験できるというものです。10件の応募枠で既に5件(4月15日18時点)の申し込みが入っています。
42歳まで現役を続け、「鉄人」と呼ばれた大野氏は「日本ラグビー界のレジェンド大野均1時間店長」にも名を連ねています。こちらは文字通り、大野氏を飲食店・物販店の1時間店長に迎えられる権利です。「日本全国どこでも対応します。本人次第で1時間以上残ることもあるかもしれません」とは望月氏。こちらは9件の応募枠で2件申し込まれています。
また、このプロジェクトには、クラブハウス建設・改修の資金調達とは別の狙いもあります。再び薫田社長兼GMです。
「これまでは強化の拠点としてのみのクラブハウスだったんですが、ファンやステークホルダーの皆さんとともにクラブハウスを共有の資産、財産として、その価値を高めていきたい」
強化の拠点から、地域住民との対話の拠点へ――。いわば「公共財」としてのクラブハウス運営に期待が集まります。
データが取得できませんでした


以下よりダウンロードください。
ご視聴いただくには、「J:COMパーソナルID」または「J:COM ID」にてJ:COMオンデマンドアプリにログインしていただく必要がございます。
※よりかんたんに登録・ご利用いただける「J:COMパーソナルID」でのログインをおすすめしております。